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ハーマンミラー Herman Miller LTRT Eames Wire Base Low Table イームズ ワイヤーベース ローテーブル ミッドセンチュリー ~最小単位~
Herman Miller
LTRT Eames Wire Base Low Table
ちょこっと、持ち上げる。
それによってもたらされる効果は思いのほか大きなものです。
ただ、それだけのために部屋の一角を占めるようながちっとしたアイテムを取り入れるのはハードルが高いですよね。
今回は場所をとらずに様々な方面から持ち上げる魅力を楽しませてくれる、小さなテーブルが入荷致しました。
是非その魅力をご紹介させてください。
SUKIYAKI
今回のアイテムは、アメリカのミッドセンチュリーを現代に引き継ぐハーマンミラー社によるもの。
シェルチェアからアーロンチェア、プラットフォームベンチ、スワッグレッグデスク(現在経堂店にあります!)、壁面によるユニット収納の先駆けCSSやモジュラーシーティングなど、キリがないほどの名品だらけ。
その中でもとびっきりなレイ&チャールズ イームズ夫妻が手掛けた今回の一台。いったいどんなものなんでしょう。
ハイ。ちょっとビックリするくらいにシンプルな面持ちです。
メラミン系の素材と思われるホワイトカラーの化粧板の下には、強いデザイン性を感じさせるプライウッド。
そしてフレームから下に伸びるのは細いワイヤーロッド。
補強となるよう筋交いに渡されたワイヤーは各所でしっかりと溶接されており、見た目は軽くそして堅牢に使える出来栄えとなっています。
場合によっては人の上半身がかぶさることもあるテーブル。
設計上それに耐えるためにはある程度素材そのものの太さが必要になります。
ですが一人用サイズの天板であれば載せるものも少ないので、結果少ないワイヤーでも十分な強度が担保出来ます。
実際にイームズの作品の中でもワイヤーを使った作品でもこれだけミニマルなものは少ないと思われます。
チェアのマスターピースであるシェルチェアにつくエッフェルベースも複数本を束ねて溶接。ストレージユニットでもアングル材が要所に使用されています。テーブルならサーフボードと呼ばれるエリプティカルテーブルくらいでしょうか。
天板高が低く、軽くて強いプライウッドの組み合わせだからこそ可能になったアイテムであることが分かりますね。
天板はおおよそ幅 39 × 奥行 35センチ。このサイズも絶妙です。
ひとりで使うなら食事もこなせ、ふたり以上ならラグやソファ横に置いてコーヒーや雑誌置き等にも使えるサイドテーブルへ。
この便利さの理由として、イームズ夫妻は日本の「お膳」にインスピレーションを受けてこのテーブルをデザインしたとのエピソードがあります。
なるほど、生活で実用されているアイテムが持つ「ヒトの規格」。それをベースに考えていたのであれば使いやすくなるのも道理なわけですね。
先ほどのように生活で実用するためにも勿論お勧め。
そして今回のホワイトカラー×クロームはお部屋のテイストを邪魔しない組み合わせだと思っています。
実際にインダストリアル、アメリカンダイナー、ミッドセンチュリーモダンにモノトーンなミニマルスタイルまで。
こんなにマッチして良いのかと思うほどに使えるので、アルテックの60スツールではなくとも複数台集めたくなるような蠱惑的(こわくてき)な1台です。
言ってみれば、この天板のスペースは手近にあって「収まりが良い」と認識できる、最小のサイズなのかもしれません。
ヒトに使いやすい物は国境を越えて。
今でも多くの人に愛される1台。何を載せようか、考えるのも楽しいデザイナーズプロダクトのご紹介でした。
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