Herman Miller
Eames Aluminum Group Management Chair

 

 

本日は、アメリカの名門ブランド”ハーマンミラー Herman Miller”より「アルミナムグループ マネージメントチェア」のご紹介です。

 

デザインを手掛けたのは、誰もが知る巨匠”イームズ夫妻”。

 

1958年の発表から現在になっても全く色褪せず魅力を放ち続けるその佇まいは、まさにイームズ夫妻の存在を感じさせる傑作チェア。是非ご覧ください。

 

 

上質で、イノベーティブ。

 

 

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イームズ夫妻の傑作であると同時に、現在も多くのオフィスや屋外で採用されているアルミナムグループチェア。

 

このチェアが誕生したきっかけは、アメリカの実業家 J.アーウィン・ミラーとその妻のゼニアが、アメリカのインディアナ州で暮らす邸宅の設計を3人の著名デザイナーに依頼した事に始まります。

 

ある時、インテリアの総指揮を取っていたアレキサンダー・ジラード氏はこの邸宅にぴったりの屋外用チェアが無い事に気がつきました。

 

そうしてジラート氏が新たに相談を持ち掛けたのが、イームズ夫妻だったのです。

 

 

 

 

当時シェルチェア等で世界的に名を馳せていたイームズ夫妻。

 

しかしこの「アルミナムグループチェア」についても非常に大きな挑戦と決断がなされ、後にこのチェアはイームズ夫妻を代表するチェアの一員となりました。

 

 

 

 

 

 

こちらのチェアの大きな特長は、アルミニウムを”鋳造”したフレームの造形。そしてそのフレームを最大限に活かした構造にあります。

 

金属を成形・造形するには、刀鍛冶のように叩いて作る”鍛造”と、溶かした金属を型に入れて作る”鋳造”等がありますが、こちらのチェアに採用されたのは鋳造。

 

 

 

 

 

その特長はなんといってもその自由度で、自由であるが故に、その中から確信性のあるデザインを見出す事は難しさを極めます。それを数字で表せばきっと天文学的なものになるでしょう。

 

この挑戦についてイームズ夫妻は「まさに彫刻作品と向き合うのであり、本当に恐ろしい思いをします」と語ったそうです。

 

その言葉通り、このチェアのフレームには彫刻作品のような滑らかさ、緩急をも一体にするような心地よい立体感が宿っていますね。

 

後にタイムライフチェアやイームズソファーにも採用されたというこのフレームのデザインは、まさにイームズ夫妻が見つけた「確信的な造形」だったのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

そんなフレームがもたらしたもう一つの特長が、それまでには無かった新しいシートの構造。

 

一見では、座面と背もたれが一体となった、薄めでシンプルなシートに見えると思います。

 

しかし実はこちら、両端のアルミフレームにぴったりと張られており、言わばハンモックのように宙に浮いている状態なのです。

 

身体に触れる面の全てが一定のテンション感で支えられるその掛け心地は、チェアとしての安定感とふわりとしたエアー感を両立したものとなっており、類まれなる快適性を実現しています。

 

 

 

このチェアが発表される前までは、チェアのシートは必ず硬い素材で覆われている事が当たり前だった時代。

 

洗練された機能美を見ると、本当にそんな時代から生み出されたものなのかと驚いてしまう程です。

 

ミッドセンチュリーデザインの歴史そのものと言っても過言ではないと思います。

 

 

 

 

 

 

各部に搭載されている機能はとてもシンプルで、キャスター、リクライニング、リクライニング角度の調整、そしてシートハイの調整が可能となっております。

 

 

 

 

現在ではワンタッチで調節できるガス式等が主流ですが、こちらは手動で調整するクラシカルな機構が搭載されていますね。

 

例えばご自身にとってぴったりの状態を毎日キープして使いたい時、不意な操作でチェアの状態が変わってしまう事も防げるかと思います。

 

 

 

 

如何でしたでしょうか。

 

様々な仕様で展開されているアルミナムグループ マネージメントチェアの中でも、こちらは上質な本革シートのものとなっております。

 

ご自宅の書斎やオフィス用チェアとして、所有する喜びも一押しの逸品です。

 

在庫のみとなっておりますので、是非この機会にご検討くださいませ。