YANAGI DESIGN × Tendo
T-2729ME-NT Dining Table

 

 

18世紀にイギリスで起きた産業革命から二分化されつつあった”手仕事”と”工業”。

 

人類にとって大きな壁となっていたこの２つの要素も激動の時代を経ながら少しづつ調和を見せ、第二次世界大戦後には”ミッドセンチュリーモダン”という一つの大きな開花期を迎えます。

 

本日ご紹介させて頂くのは、日本のミッドセンチュリーモダンを築き上げた最重要人物とされる 巨匠「柳宗理　Sori Yanagi 」が現代に残したデザインを忠実に再現した一点。

 

時代を問わず愛される氏が手掛けた逸品を、是非ご覧になっていってください。

 

 

 

巨匠「柳宗理」が手掛けた不朽のプロダクトデザイン

 

 

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1935年より東京美術学校に入学し、当初から”ル・コルビュジエ”や”シャルロット・ペリアン”等世界第一線のプロダクトデザイナーの影響を強く受けていたという柳宗理。

 

間もなく壮絶な世界大戦を経験しますが、その後工業デザインの研究に精力的に取り組み「バタフライスツール」等を始めとする世界的名作を数多く生み出してきました。

 

その功績は日本のみならず世界的に評価されており、美術展の権威とされるミラノ・トリエンナーレでは招待出品で金賞を受賞、英国王立芸術協会から”ロイヤルデザイナー・フォー・インダストリー”を授与され、国内では 紫綬褒章、正四位・旭日重光章の受章、文化功労賞の受賞等、その実績は錚々たるものとなっております。

 

 

 

 

 

柳工業デザイン研究会 / YANAGI DESIGN  は、1952年に行われた “第1回新日本工業デザインコンクール”での入選を期に柳宗理自身によって設立されたデザイン事務所。

 

現在も “デザイン十ヶ条” を基に、人の為に存在する「用の美」を追求した氏の姿勢や精神性を受け継ぎ、人の暮らしに密接したプロダクトアイテムを手掛けています。

 

 

こちらはかつて氏が残したデザインを忠実に製品化した「T-2729ME-NT ダイニングテーブル」。

 

非常にシンプルでありながら類まれなる存在感で空間を彩り、使い手の暮らしをよりよいものへと昇華させる 一点となっております。

 

 

 

 

 

シルバーアクセサリーのような繊細な手仕事を想わせる脚部のフォルム。

 

しかし肉厚でしっかりとした太さのスチールが使用されている為に建築物のような頑強さを持ち併せており、工業デザインとしての確固たる骨格が存在している事を伺わせます。

 

足先は様々な角度の接地面にも対応する仕様となっており、スケルトン樹脂が素敵なアクセントを添えていますね。

 

 

 

 

 

 

 

贅沢な厚みを持たせた積層合板は、木材が直線的に重なり合う事で独自のコントラストを描く唯一無二の素材。

 

強度が高く、天板として数十年の使用にも動じない耐久性を持ちます。

 

積層合板の風合いをそのまま見せるように切り出された側面、清涼感あるホワイトのメラミントップとの組み合わせが心地よく、艶やかなスチール脚部とマッチする事で更に立体的な佇まいを生み出していますね。

 

大きさは85㎝×85cm。カップルからご家族2~4人での使用にも適したサイズとなっており、書斎用デスクとしてもお勧めです。

 

 

 

 

こちらの製作を手掛けたのは”天童木工 tendo”。その存在をご存じの方も多くいらっしゃるかと思います。

 

天童木工は国内屈指の名門家具ブランドであり、日本国内でいち早く成型合板技術を確立した 言わば積層合板の名手。

 

柳宗理の名作”バタフライスツール”を手掛ける等、氏との深い繋がりでも知られています。

 

その凛とした仕上がりはまさに天童木工社の洗練されたクラフトマンシップをそのまま表したものと言え、同時に柳宗理と共に日本のミッドセンチュリーモダンを創り上げた一員としての一体感、説得力を感じさせてくれるものとなっております。

 

 

 

 

 

 

如何でしたでしょうか。

 

今も多くの人々の暮らしに寄り添う、柳宗理の作品。

 

人が持つ好奇心や想像力の粋が詰め込まれた結晶のようなその存在は、これからも色褪せずに受け継がれて行く事でしょう。

 

今回imptionでも初の入荷となる一点となっておりますので、お探しの方はこの機会をお見逃しなく。