giroflex
83 BRASA  Armchair

 

 

朝晩はまだまだ寒いのでマフラーは手放せませんが、日中の日差しはもう春のそれ。ぽかぽかするような陽気が少しずつ訪れています。

 

春の嵐か吹き付ける花粉の波に私の眼球は飲まれているようでございますが(泣)、年度代わりも近いせいか、少しずつ新しい環境に向けた期待感が増えて行くこの頃。日差しも長くなりました。

 

折角のタイミング、これをきっかけに気分を新たにしたい!という前向きなあなたに是非ご覧頂きたい1脚がございます。

 

 

 

いつの間にか当たり前になった「快適」

 

 

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今回の椅子はどこからやってきたのでしょうか。

 

ぱっと見はアメリカのようなスタイリッシュなイメージを受けます。

 

 

 

 

 

 

答えはスイス。ヨーロッパの中央に位置し、九州と同程度の面積の小さな国とはなりますがその存在感は抜群。

 

内陸国という事で周辺を地続きに囲まれている事もあってか、公用語はドイツ・フランス・イタリア・ロマンシュ語と4か国分。

4か国語全部を載せきれない場所では、公平性のためかラテン語が使われるという頭が痛くなりそうな(笑)すごい国です。

 

 

 

 

 

インテリアにおいてもヴィトラ社やUSM ハラー社等多くの名企業が存在するスイスの中で、それに負けない知名度を誇るのが今回のジロフレックス | giroflex。

 

世界から信頼を寄せられるその実績を簡単にご紹介。

 

 

 

 

 

設立は1872年。スイス北部、ドイツとの境界線沿いにあるコブレンツにアルバート・ストールとそのパートナーによって設立された企業が基になっています。

 

当時は19世紀後半という事もあってか、ホテルやカフェといった施設に向けた曲木の家具を製造していたようです。

 

しかし、時代が移り息子アルバート2世に世代が移った頃、ジロフレックスは会社として大きく舵を切る事になりました。

 

 

 

 

 

それはオフィスファニチャー。20世紀に入りタイプライターという活字を利用した文書作成機器は広く普及し、新しいオフィスの在り方というものが求められていた時代。

 

誰が見ても判別できる文字で文書が作成できる(しかも人を問わず)機器は画期的であり、集中して作業を行うタイピストと呼ばれる職業も存在。

 

集中して作業にあたるために、そのサポートをするインテリアもとても大切になってきていました。

 

 

 

 

 

 

そんな時代の中、アルバート2世が1926年に発表したのはスプリング スウィベル。

今では当たり前でもあるデスクチェアが「回転する」事、そして「リクライニング」する機能が搭載されたモデルが世に出たのです。

 

想像してみて下さい。同じ場所で作業をするといってもずーっと同じ方向を向いている訳ではありません。

近くの資料を手に取りたい時もあり、声を掛けられたらその方向に向きたい。なんだったら離れて置いたコーヒーを手に取りたい時だって。

 

そんな時に椅子を引き、体をスライドさせるという動作がより簡単になる機能。

当時にタイムスリップは出来ませんが、さぞ評判になったに違いありません。

 

 

 

 

 

そしてインテリアを通したヒトへの貢献は続き、1962年にはスイス連邦工科大学の博士エティエンヌ・グランジャンと座り心地を研究するための椅子「イデアル シーティング」を開発します。

 

今でいう人間工学について、より真摯な取り組みが必要とされていた事が分かるポイントです。

 

ちなみに博士が1963年に発表した”Fitting the Task to the Man(タスクを人間に適合させる)”という書籍は、今でも人間工学の名著として高い評価を得ています。

 

 

 

 

 

そうして正に歴史を作り上げてきたジロフレックスのアームチェア。

 

スタイリッシュではありますが、あまり堅苦しくないデザインが素敵です。

 

 

 

 

 

その理由の一つはプライウッド。

 

薄くスライスしたベニア(単板)を接着剤を挟んで重ね合わせたこの素材は軽さと強度を兼ね備え、「曲げる」というデザインに適合させやすい特徴があります。

 

この後ろ姿を見ると、やはり有名なイームズのラウンジチェアを想像します。それだけ名作として影響を与えていたのだと感じるディティールです。

 

 

 

 

 

 

メッシュ地のクッションは背もたれが約5センチ、座面が7センチ程の厚さ。

 

プライウッド自体に包み込むようなカーブがあるので、この厚さが組み合わさってとても安心感を与えてくれますね。

 

シートを縦断するようにステッチがあるのは、見た目はもちろん負荷が掛かりやすくヨレやすい部分をフォローする目的もあると思われます。

 

 

 

 

 

 

アームは樹脂製。幅6センチ×厚み4.5センチと手が小さい方でも握り込みやすいサイズ。例えとしては変ですが、羊羹のような形状です。

 

これがチェスカチェアさながらにパイプでシートと繋がれているデザインは、異素材を組み合わせるミッドセンチュリーモダンの系譜を楽しめます。

 

また樹脂ではありますが革のように触り心地の良い、シボ状の凹凸が付けられているのもgoodです。

 

 

 

 

 

 

そして最後はキャスターベース。

 

スチールに施されたクロームメッキは品質を感じさせる輝き。

 

5本脚は荷重の移動が多いタスクチェアがたどり着いた一つの答え。高い安定感で気兼ねなくお使い頂けます。

 

 

 

 

 

昇降機能こそないモデルですが、ダイニングチェアと比較してもサイズの大きな違いの無い、快適に使いやすいデスクチェア。

 

書き物の他にも、色々なタスクを自宅でこなす事が多くなった現代。

日々の暮らしを便利にしたい。でもカッコいいのが良い。そんな人に是非お使い頂きたい老舗の1脚です。

 

今回はブラックカラー×クロームのカラーリング。シックに合わせやすくモノトーンなアイテムをお探しの方にもお勧めです。

是非この1脚で、新鮮な雰囲気を感じてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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