GETAMA
GE290 3 Seater Sofa

 

 

今日は暑いです。この一言で切り上げたくなるくらいの夏の熱気。

 

なるべく汗をかかないように、エネルギー消費が少なくなるように出勤したけれど、

少し物を動かしただけで、じっとりとTシャツが湿ってしまいます。

本格的な暑さに、身体がしんどくなってくるのもこの頃からかと思います。

皆さまどうぞ、体調不良、熱中症等にも十分ご注意下さいませ。

 

こんな季節ですから、少しでも居心地よくなるように涼しいイメージのあるアイテムをご紹介。

宜しければ最後までお付き合いください。

 

 

 

 

木の櫂を、湖にさし入れて

 

 

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今回のご紹介は、皆さんが大好きといっても過言ではないデザイナーの逸品。

その名はハンス・J・ウェグナー。

たとえその名は知らなくとも、TVを1日点けていれば彼のアイテムが出ない日は無いといっても過言ではありません。

 

 

 

 

 

 

ハンス・J(ヨルゲンセン)・ウェグナーは、1914年に現デンマークの最南端、トゥナーに生まれました。

当時はドイツ領であったその地で生まれたウェグナーは、靴職人の父を見て育った影響か、自身も12歳より家具職人の基で修行をはじめ、17歳には指物師のマイスター資格を取得します。

 

指物とは、釘等の金具を用いず、木を「さしあわせ」て作る家具や建具などを指します。

その後研究をしながら兵役の終わり、首都コペンハーゲンでデザインを学び始め、そのキャリアを始めてゆきます。

 

 

 

 

 

 

氏がデザインしたアイテム全般の特徴と言えるのは、「自分を見て、相手を見る」スタンスを徹底していたこと。

それは一体どういう事かというと、実績を積み評価を得たウェグナーは様々な企業と協同を行っていますが、その全てにウェグナーらしさとアイテムのクオリティを感じる事が出来るのです。

 

己がデザインし、己が製作する自己完結という事であれば納得ゆく作品のみを世に出すことが出来たでしょう。

しかし、広く世に知られている現在の結果を見れば、それだけではない多くの人々、「自分とは違う思惑を持った」個人や工房、工場にそのデザインをゆだねた事は明白です。

 

関わる人が増えれば、理想の形からブレが出やすいのはこの世の常。

ウェグナーは一体どのようにして、使う人々にウェグナーらしいアイテムを届けていたのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

話は途中になりますが、今回はゲタマ(GETAMA)社と協同した3人掛けソファ。

 

マットレスメーカーから出発したGETAMAの特徴はその安心感のあるフレームワーク。

体重を預けるに足る上質なオーク材が組み合わされています。

 

 

 

 

 

 

今回のGE290は、手漕ぎの舟につく櫂(かい)のようなアームレストが大きな特徴。

幅は11から12センチ、奥行きは59センチほど。一般的な方であればまず腕を落とす心配のない、たっぷりとした面積。

人によってはカップを置くスペースとして使う人もいるくらいの広がりがあります。

 

またクッションで隠れてしまうところではありますが、背もたれの虎斑(トラフ)と呼ばれる模様は素敵な表情をみせてくれます。

 

 

 

 

 

 

そして実物を目の当たりにすると少し驚く、重心の低さ。

座高は40センチ弱、全高に関しては70センチ前半と高さが抑えられているので、圧迫感のないスッキリとした見た目。

座面と背もたれで体重を上手に分割できるよう、深めの傾斜がつけられていますので、座る時は自然と寛ぎの姿勢へと導いてくれます。

 

また高さが抑えられると自然と上方の空間が空くので、置く部屋を広がりのある、よりリラックスした空間に変えてくれます。

 

 

 

 

 

 

お部屋に置いた際に馴染みがあるのはその高さだけでは勿論ありません。

人の目が付き、手触りが想像できる箇所は光が柔らかく反射するように削られていますが、逆にそうではない箇所は平滑でエッジを感じられる仕上がりになっています。

これによって優しさの印象と緊張感のバランスが崩れず、一般的なソファとは違う「特別感」を感じさせてくれるのです。

印象に残らない場所のデザインにも注意を注(そそ)ぐ、ウェグナーのデザイン力がここでも発揮されています。

 

 

 

 

 

 

先程のお話。

ウェグナーがとったデザイン手法は、その依頼を行う相手を想像した上でデザインを行った事が高く評価されています。

 

相手の土壌を前提に、己のデザイン要素に取り込んで設計を行う。

少人数の工房であれば、クラフトマンシップを充分に活かした芸術的作品を。

大量生産が可能なメーカーであれば、工程が必要最低限になるよう、所有している工作機械で対応できる、といった具合に提案しました。

 

制作人数の規模、技術設備、得意不得意を知る。言葉では簡単ですが、社外のデザイナーにそれを知る信頼関係を築く事は簡単ではありません。

 

温和であったと人柄が語られるウェグナー。直接お目にかかった事は勿論ないのですが、静かな話し口ながら相手に熱意が伝わる誠実さがあったのではないかと強く思ってしまいます。

 

 

 

 

 

森の多い避暑地にある、湖に浮かんだ小舟に寝転んで。差した櫂から浮かぶ水紋。仰ぎ見る高い空。

そんなイメージを連想するぐらいに、木の良さを充分に感じさせてくれる名作ソファ。

 

自分だけではなく一緒に働く相手まで包み込んでくれそうな包容力は、ウェグナーらしさが現れた「デザイナーズアイテム」。

お探しの方はどうぞこの機会をお見逃しなく。

 

 

 

 

 

 

 

 

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