GETAMA
GE290 3sheeter Sofa

 

 

皆さん、寝ていますか?僕はぼちぼち寝ています。

睡眠、というものは人生に付きまとういくつかの悩み事のひとつではないでしょうか。寝る、座る、という行為にマットレスは欠かせない存在です。

先の東京五輪などでも選手村の段ボール製ベッドが話題になりました。人にとって眠りというのはセンセーショナルな問題です。

遡って1890年代、藁やヒースでできたマットレスが主流だった時代、より快適でよりバネの効いたマットレスを求めていた時代。

デンマークの大工、カール・ペダーセンという人物がとあるアイデアを思いつきます。

 

“フィヨルドの大量の海藻からマットレスを作る”

 

 

 

みんな想いのソファ

 

 

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1899年、ユトランド半島北部のゲドステッドという町で、ペターゼンはマットレスのメーカー Gedsted Tang- og Madrasfabrik(ゲドステッド海藻マットレス社)を創立しました。

 

1910年代からはマットレスを活かした家具の制作を開始、その高い技術力と優れた品質、質の高いサービスによってデンマーク国内でも人気の高いメーカーに。

 

建築家ハンス・J・ウェグナーとのコラボはGedsted Tang- og Madrasfabrik社にとって世界進出の契機と言えます。

 

世界的な名声を定着させるには社自慢の家具たちと、短く、シンプルで、国際的な社名が必要でした。

 

1953年、Gedsted Tang- og Madrasfabrik社はそれぞれの頭文字をとってGETAMA社となります。

 

GE290はGETAMA社とハンス・J・ウェグナーの共同開発で生み出された名作家具たちのひとつです。

 

 

 

今回入荷のGE290はビンテージの個体となっています。

 

入荷後、フレームはサンディング処理を、ファブリックとウレタンは専門業者様にて新調しています。残念ながら海藻は入っておりませんがゆったりと落ちつける上質な座り心地。

 

張り替えにあたりファブリックはニューヨークの老舗テキスタイルメーカーmaharam社のものをセレクト。一見単色に見えますが縦糸と横糸で明度が異なっており、光加減でニュアンスの変化を見せる豊かな藍色になっています。

 

 

 

GE290をGE290たらしめている要因はやはりその柔らかい温かみのあるスタイリングでしょう。

 

幅広のアームレスト、傾斜のある座と背、緩やかに伸びた後ろ足、使用する上で人がフレームに触れると想定される箇所はほとんど丸くされています。

 

丁寧に磨き上げられたオーク材の艶と表情とディティールの丸さが全体の温かい雰囲気を作り出しています。

 

 

 

 

 

一転、接合部分などは割と直線的というか、直球な造りをしています。工夫がないだとか手を抜いてる、ということを言いたいのではありません。むしろその逆で木工家具職人としてのウェグナーの工夫や配慮を感じます。

 

フレームのパーツ一つ一つは意外とシンプルな形状です(アームレストの付け根のディティールなどは凝っている部分ももちろんあります。)

 

推測が多分に混じってしまう話なのですが、パーツを削り出し作業や圧着作業、組み立ての時の効率など作り手の事情も意識して設計しているのではないか?なんてそんなことを考えてしまいます。

 

 

 

 

ソファの主役って誰でしょう。美しい造形のフレーム?フカフカのマットレス?そこに座るユーザー?

 

GE290に限っていえば、GETAMA社の出自を踏まえると自ずとマットレスだと答えられます。

 

よくよく見ると(見なくても)、マットレスとフレームのデザインバランスのとり方が絶妙です。フレームのディティールは温かい雰囲気を演出こそすれどしっかりファブリックを引き立てています。すこしでもフレームの主張が強かったら見え方も変わってきてしまうでしょう。

 

マットレスの交換がしやすいよう取り外しのしやすい(というか置いているだけの)構造もマットレスを交換して長く使ってもうらうため。

 

GETAMA社が出すソファとは?に対するウェグナーなりの回答なのではないかと僕は思います。

 

 

 

 

ユーザー、メーカー、職人の三方よし(?)の、ハンス・J・ウェグナーのデザイナーとしての力量と想いを感じるソファだと感じます。

 

思いやりに溢れたソファだからこそ今日まで生産され、精神的後継作やリプロダクト等の数多くのフォロワーを生み出し、愛され続けてるのではないでしょうか。

 

是非、その想いに座ってみませんか?

 

 

 

 

 

 

 

 

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