GETAMA GE259
DAYBED

 

 

ここ数日は朝晩気持ちの良い風が肌を撫でてくれます。軽い服装でも少しお洒落めいた服装でも快く過ごすことの出来る、貴重な季節ですね。

 

このあいだスニーカーを履いて出かけようとした際に、よく見るとスエードの表面にタンポポの綿毛が付いていました。

 

中秋の名月も通り過ぎ、少しずつ深まる秋。

 

今回のご紹介は、そんな色づく季節に相応しい名品です。

 

宜しければ最後までお付き合い頂けますと幸いです。

 

 

 

 

解決策

 

 

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世の中に家具は多くあれど、椅子と並んでお気に入りをお探しの方が多いアイテム、ソファ。

 

テーブルや収納家具が何かしらのアクションを行うために必要とされる家具なのに対して、椅子やソファは安楽のために必要とされる大切なもの。

 

その分作る側も創意工夫を凝らしたものが多いジャンルですが、椅子よりもさらに寛ぐための機能を求められるソファに関しては、大きな違いというのは出にくくなります。

 

 

 

 

 

心から寛げるものがいい。けれどだらしなく見えるのは嫌。

 

便利に使えるものがいい。でもごちゃごちゃしているのは嫌。

 

人というのはワガママです。けれどそれを叶える形を作り出すことが出来る人を、私たちは優れたデザイナーと呼んでいるのだと思います。

 

 

 

 

 

 

ハンス・J・ウェグナー。そういった意味では彼こそが、その解決のかたちを探し続けたデザイナーと言えます。

 

1914年、デンマークの南ユトレヒトにあるトゥナーに生まれたウェグナー。トゥナーはドイツと地続きで、出生当時はドイツ領であったそうです。

 

靴職人の息子であったウェグナーは、指物(釘や金具等を使わず作る家具)のマイスター資格を17歳で得て、家具職人の元で修業。

 

後に兵役で出たデンマークの首都コペンハーゲンにそのまま残り、家具設計を学ぶことでキャリアの基を築いています。

 

 

 

 

 

 

 

生涯で500脚以上の椅子をデザインした事でも知られるウェグナー。そのどれもが人を惹きつける魅力を備えた名品ばかり。

 

その特徴としてはその完成度の高さにあります。様々な企業と協同して作品を発表しているウェグナーですが、いずれもその企業ならではの強みを生かしたデザインや作業工程を考慮しているために無理が無く、出来上がりも良いものに。

 

今回のデイベッドもその結果であり、ウェグナーの名声を高めるきっかけになったソファです。

 

 

 

 

 

製造したゲタマ社はウェグナーと同じくデンマークのファニチャーブランド。創業は1899年と世紀をまたぎます。デンマークの海峡であるリムフィヨルドに多く自生していた海藻を使用したベッドマットレスは、ワラやツツジ科のヒースくらいしか選択肢が無かった当時のクッション材において、豊富な弾力から瞬く間に人気になりました。

 

1910年にはベッドや家具のコレクションを発表したゲタマは、寝具に必要とされるフレームワークと安楽性に対する信頼からウェグナーと協同して、多くのアイテムを発表します。

 

葉巻という愛称で呼ばれるGE240、低めの全高と船の櫂(かい)のようなアームが印象的なGE290、積層材によるたくましいアームとフレームワークがたのもしいGE530の他、デスクやベンチ等とバラエティ豊か。

 

そんな中でも金字塔のように憧れの1台としてお探しの方も多いデイベッドが今回のご紹介です。

 

 

 

 

 

 

 

学生寮のためにデザインされたデイベッド。デイベッドとは分かりやすく言うならソファとベッドを兼ねた機能的な家具。

 

身体を横にして休むベッドと、身体を起こして寛ぐソファ。さらに学生寮という限られたスペースを有効活用する必要もあります。

 

相反する要素を融合される手段としてウェグナーが選択したのは、可動式のバックレスト。

 

背もたれを持ち上げることで横になる広いスペースを確保するのと同時に、ソファとして使用する際には枕やブランケットなどの寝具回りをしまう収納としても使用できます。

 

バックレストを引き上げやすいようにつけられたガイドも美しく、パッと見えないところでも心を奪うウェグナーの小憎らしさを感じられるポイントになっています。

 

 

 

 

 

 

 

バックレストの奥には棒に巻かれたシーツが格納されており、座面手前に引けばカンタンにベッドメイクが出来上がります。

 

座る分には良くても、寝転がったり肌が当たるソファにウール系ファブリックを遠慮する方は少なくありませんが、肌当たりの良いコットン系ならそれも解決。

 

ごく初期のモデルなので取り外しは出来ませんが、この合理的な仕組みを眺めるだけでも楽しそうです。

 

 

 

 

 

 

人がその身を休めて活力を取り戻すための大切な家具。デザインとして制約の多いソファですが、ストレートなシルエットの中にも感じられる居心地の良さ。

 

広く取られた座面、無垢材の脚部に持ち上げられた足元のスペース、全高77センチと1台2役を考えると控えめな高さと、ゲタマだからこそ可能な造りがその雰囲気を作り上げています。

 

コイルスプリングも効き、出自がマットレスメーカーらしいゲタマの座り心地も楽しめます。

 

 

 

 

 

 

素材は経年の色づきが美しいチーク材。ウォールナットとも異なる焦がした飴のような色はやはりいつ見ても心躍ります。現在では伐採に制限が掛かっているためこの色合いはリユースでしか楽しめない組み合わせです。

 

現行品の角脚とは異なる丸脚は印象も柔らかく、ディティールにこだわる人も納得の要素が満点。

 

ファブリックは濃色のブラウンを引き立たせるターコイズブルー。張り替え済ですのでこれからも気持ちよくお使い頂けるコンディションなのはビンテージにおいて嬉しいポイントです。

 

 

 

 

 

今後はますます入手が難しくなるであろう、ウェグナーの代表作。ご紹介が出来て私どもも嬉しく思います。

 

歴史に名を残したデザイナーがその煌めきの欠片を宿したデイベッド。貴重な入荷となりますので、お探しの方はこの機会をどうぞお見逃しなく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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