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オルーチェ Oluce クーペ Coupe 3321 フロアランプ ブラック ジョエ・コロンボ デザイン Joe Colombo イタリア 名作照明~ 彗星の如く。 ~
Oluce
Coupe
ミッドセンチュリー家具。
今までにない造形を描いた、デザイン性に富んだ名作が数々生み出されました。
デザインと実用性。
たった二つの両者の共存を実現すべく、多くのデザイナーが試行錯誤の日々を送り挑戦してきました。
優秀なデザイナーが緻密な設計と努力を施し生まれた、血と涙の結晶。
今回入荷したプロダクトは、両者の共存に成功した逸品です
彗星の如く。
1968年。
イタリアンモダンを代表する照明ブランド ”オルーチェ” は、ある鬼才が手掛けたプロダクトを世に放ちます。
のちにMoMAのパーマネントコレクションとして選定される魅力あふれる逸品。
今回ご紹介するのは、『クーペ Coupe 3321 フロアランプ』です。
手掛けたのは、イタリア出身 ジョエ・コロンボ Joe Colombo。
60年代のイタリアデザイン界を彗星のごとく駆抜けていったデザイナーです。
美術大学出身のコロンボは初期の頃、絵画・彫刻のアーティストとして活動。
溢れんばかりの情熱を持った彼の好奇心は、その後アートだけに留まらず建築やインテリアに目を向ける様になります。
分野の垣根を感じさせない多彩さ。
1971年にこの世を去るまでわずか10年あまりの間に300以上のプロダクト・建築を手掛けたそう。
彗星と言われる所以ここにあります。
広がった表現の幅を自身のスタイルに踏襲し、分野関係無く流動的にあてがう天才ぶり。
自由な創作は建築やデザインの合理性を求める風潮をいい意味で破壊したと言えるでしょう。
鬼才が手掛けた 『クーペ Coupe 3321 フロアランプ』。
照明に必要な要素を最小限に抑え、機能とデザインの融合を簡潔に表現した無駄のないデザイン。
緻密な計算の上無駄な装飾を避けた造形は、生活者を考慮する建築家としての一面があったからでしょう。
アーティストの一面が垣間見えるデザイン。
シェード中央部のスリットから溢れる一条の光が目を惹くアクセントになっています。
洗練されたブラックシェードから覗く光は、まるで暗黒の宇宙をかける彗星のよう。
合理的で終わらせないどこか遊び心の見えるデザインは、コロンボの自由さが表れています。
デザインだけに留まらないのが逸品である証。
中央のツマミで光源の角度や昇降といった細かなアジャストが可能。
アッパーライトのような間接照明として、デスクやソファの傍らで活躍してくれるでしょう。
コロンボならではの自由な造形、ミニマムなデザイン、そしてフレキシブルさ。
モダンでどこか特異なフロアランプは他の追随を許さない魅力を持っています。
1930年に生まれ、1971年に亡くなったジョエ・コロンボ。
日付はともに7月30日でした。
ルネサンス期において、誕生日と死亡日が一致する人は正確に閉じた円を描くがごとく、完璧で豊穣な人生を送った神に選ばれし人間と信じられていたそう。
鬼才が手掛けた作品は、民のみならず神にも認められたのでしょう。
10数年という短い年月は才能の代わりに天が与えた代償だったのかもしれませんね。
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