ウニコ unico トゥオ TUO レンジボード アルダー材 W56 広松木工 シェーカー 廃番 ~必要以上~
unico
TUO range board
気が付けば7月も終わりに差し掛かっています。
例年の暑さにも少しずつ慣れて、オンオフの切り替えのリズムが出来上がったのか自然体に過ごす方を良く見かけるようになりました。
今回は、生活のための家具でありながら、色々な使い方ができそうなレンジボードのご紹介。
宜しければ最後までお付き合いくださいませ。
余分がないことが、必要以上の良さを生む
レンジボード。いわゆる収納家具の範疇になります。
大量の食器を収納するためのカップボード、書籍を収納するためのブックシェルフ、そして収納物を外に向けて飾るためのコレクションケース等々。
それぞれに特化した分野がある中で、このレンジボードが優れているところはどこでしょうか。
まずは何よりそのサイズ感。
このレンジボードはおおよそ幅56 × 奥行き45 ×高さ120センチ。成人の方の身体の中に収まるくらいの無理のない大きさ。ひとり暮らしの方にも嬉しいサイズは単身赴任の方やちょっと収納を足したいという方にもピッタリです。
今回のアイテムは人気の国内家具ブランド、ウニコのTUOシリーズ。
きめ細やかで、優しい雰囲気を見た目に感じさせるアルダー材が全体に使用されています。
さらりとしたオイル仕上げのため手触りも優しく、そして少し黄色味のある木肌。
私たちが木の家具に求める「温もり」を良く感じさせてくれます。
しかしただそれだけで終わらないのがウニコの実力。
シェルフ部を中心に、開き戸の隙間からちらりと除くのはホワイトカラー。
恐らくメラミン系の素材と思われますが、これによって暗くなりがちな収納の内側の印象が軽やかに。
光の照り返しを楽しむことができるだけではなく、メンテナンスもしやすいという一挙両得な仕様です。
収納力も申し分なし。
天面はもちろんその下のオープンシェルフ(内寸:約 幅50 × 奥行36 × 高さ32 ※ )、
ドロワー(内寸:約 幅48× 奥行37.5 × 高さ7.5 )、そして開き戸(内寸:約 幅51 × 奥行34)とタイプ別に4種類。※いずれもセンチメートル表記
オーソドックスな仕様ですが、コンセントは2口付き、開き戸のシェルフはネジダボで6センチ感覚の高さ調節が可能とぬかりはありません。
これだけ盛りだくさんだと機能優先の、味気ないものになってしまいそうですが今回のレンジボードはとても上品。
ウニコのトレンド力も勿論ですが、これを製造した広松木工の存在も大きいと思います。
広松木工は古来より婚礼箪笥などいわゆる「箱もの」に高い評価のある、九州は大川のファニチャーメーカーです。
今ではアメリカに歴史を刻んだシェーカーの流れを汲むアイテムを多く製造しています。
禁欲的と云えるほどに節制であったキリスト教一派、シェーカー教徒が製造する家具の特徴は「ミニマル」。
いたずらに装飾はせず、機能に直結するディティールのみを選択したシェーカーのスピリットは、このレンジボードでも感じられるような気がします。
金具も表からは見えず、ただ端正な「ハコ」がそこにあるだけ。
普段便利に使える家具が、そんな特別な存在であったなら素敵ですよね。
色々な使い方ができる、ある意味中庸だから良いレンジボード。
自分が想像していたよりも、一歩奥へ。
使い方を想像させてくれる素敵なアイテムのご紹介でした。
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