habitat
FRP Elephant Stool

 

 

日本の戦後デザインを牽引してきた柳宗理が1954年にデザインした3本脚のスツール『 柳スツール / YANAGI stool 』＝ 通称 『 エレファントスツール / Elephant Stool 』＝ 別名 『 象足スツール 』のご紹介です。

 

 

 

日本のデザイン史を飾る柳宗理デザインの名作スツール！

 

 

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当初は、日本の家具メーカー ” コトブキ / Kotobuki ” が56年から製造・販売を行っており、60年には第12回 「 ミラノ・トリエンナーレ / Triennale di Milano 」 で金賞を受賞し、 ” ニューヨーク近代美術館 （ MoMA ） や アムステルダム市立美術館 （ Stedelijk Museum Amsterdam ） では、パーマネントコレクション （ 永久収蔵品 ） としても収蔵され、日本のインダストリアルデザインを代表する傑作として国内外で高い評価を受けています。

 

 

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70年には大阪万博でパビリオン用の簡易椅子として採用され、詳細は不明なものの、程無くコトブキでは生産が終了。

 

当時、イギリスの家具メーカー ” ハビタ社 / habitat ” でアートディレクターに就任していた、かの ” トム・ディクソン / TOM DIXON ” が、柳宗理のデザインに魅せられ、沈黙と経て2000年～2001年に完全復刻し、日本では、インテリアブランド ” イーアンドワイ / E&Y ” が販売していました。

 

 

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今から遡る事60年以上前の日本では大変珍しかったFRP（ ガラス繊維強化プラスチック ）…　座と脚がシームレスで繋がった美しい曲線く三次元一体成型の家具は発売当時大変画期的なもので、国内中話題騒然となった程でした。

 

 

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ハビタ社もそれを忠実に再現しておりましたが、その後 環境や品質上の問題を抱え、惜しまれつつ製造が数年で終了し、現在では、スイスの ” ヴィトラ社 / vitra. ” が、環境に配慮したポリプロピレンを使用したレプリカを再復刻しています。

 

しかしながら、各メーカーのサイズはマチマチで、正規品として販売されていた中では、素材やサイズがオリジナルに近いのは、こちらのハビタ製のもの。

 

 

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丸みを帯びた優しいフォルムと、シート面と脚部が一体成型となった彫刻のような3本脚の美しい造形と機能的な構造が最大の特徴で、戦後の日本のデザイン史の中で最も有名なプロダクトの一つとして数えられています。

 

そのモダンな中にも、何処か日本らしさを感じさせるユニークなデザイン。

 

一般的なスツールより比較的大きめのサイズ感で、バランスの取れた末広がりの脚部は、実に安定性に優れています。

 

 

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ヴィトラ社との違いは素材だけでなく、スタッキング用のシート裏のゴムクッション、脚元裏のスポンジパット、メーカーの旧ロゴシールが付属し、今も確りと現存しています。

 

シート面はお尻にフィットする様に少しく窪みがあり、座り心地は良好。座面高もやや低めの約35cmなので、大人だけでなく、お子さんにもお使い頂けます。幼い頃から本物のデザインに見て・触れてもらうには良い機会かと思います。

 

リビングは勿論、ダイニング、玄関や土間といった様々なシーンで活躍が期待出来ます。また素材の特性上ベランダや庭先等の野外でも使用可能です。

 

 

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久し振りの入荷となりますが、これ迄に無くコンディションは良好で、今回は貴重な元箱も付属しています。

 

ビンテージ品ならではの経年による若干のヤケが見受けられるものの、20年程度経過した絶版ならではの特徴であり、生白いレプリカとは違い全体は艶やかなオフホワイトカラーで、特筆するダメージは御座いません。

 

 

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現代の「 用の美 」の精神が注ぎ込まれたロングライフデザインのスツール…　実用は勿論、そこに佇むだけで癒やされるアート作品は如何でしょうか？