~ 「 民芸陶器 」 最後の巨匠 ~ 人間国宝 ” 島岡達三 ” 作 『 地釉象嵌 縄文方壷 』 入荷! 【出張買取&販売】
人間国宝島 岡達三作『 地釉象嵌 縄文方壷 』
ME23-01 益子民芸陶器最後の巨匠と謳われ師でもある”浜田庄司”氏等が推奨する「用の美」の 理念を継承しつつ朝鮮半島で開花した象嵌と縄紋土器の縄目模様を融合させた作陶で名高い名工”島岡達三”。氏の賛美者である私も様々な展覧会や各地の記念館、あるいは郷土資料館等巡り数々の繊細な造形が織り成す、和とモダンが混在する世界観に魅せられた一人となりました。
今回ご紹介する『地釉象嵌 縄文方壷』も組紐師である父:米吉氏の組み紐を器面に転がし化粧土を押跡へ埋める縄文象眼(ぞうがん)技法を配した作品の一つで 後の重要無形文化財保持者に認定される切っ掛けともなる独自の装飾技法が施されております。口から頸は丸く、肩から腰に掛けて真直ぐな角型で勿論、釉薬の白濁も見受けられない趣ある美しい仕上がりです。
共箱・栞は現存しませんが、底に「タ」と印銘を在り。古美術的な収集として仕舞って置くだけでなく日頃、実用として是非飾って頂きたい名品です。=略歴=大正8年10月27日、東京生まれ。昭和13年、府立高等学校 (旧制)在学中に日本民藝館を訪れ、民藝に魅せられ東京高工(現東京工業大学)で窯業を学び、復員後に民芸の父:濱田庄司氏の門下となる。昭和28年、益子に築窯し独立。後の民藝陶器「縄文象嵌」が確立された。以後、日本民芸館賞受賞、栃木県文化功労章受章、日本陶磁協会賞金賞受賞。平成8年、重要無形文化財保持者に認定され、その後も勲四等旭日小綬章受章する等日本の陶芸界牽引する卓絶なる功績を残し、平成19年12月11日死去。享年88歳。日本民芸協会所属。
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