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飛騨産業 キツツキ 森のことば オーク無垢材 佐々木敏光 ダイニングテーブル&チェア ~これからを、これからも支えるアイテムたち~
HIDA
Mori no Kotoba Dinning Table&Chairs
昨日はとても月が濃い色をしていました。
いつもの月が「かるかん」だとしたら、昨晩の月は「萩の月」位の熟したような色味(どちらも美味しいですよね)。
ちょっと近場に出掛けただけのつもりでしたが、思わぬ収穫がありました。
明日からは一段と寒くなるようで、自らの体感センサーを使って秋の深まりを感じられます。
寒くなるとやはり温かな食卓が楽しみになるもの。
一人で舌鼓を打つのも良いですが、団欒を囲みたいという方に是非オススメしたいアイテム達です。
美しい仕上がりこそ、風合いを楽しめる
今回のご紹介は日本の真ん中から今も家具を私たちに届けてくれる、飛騨産業(HIDA)のテーブル&チェア。
昔から引き継がれる日本の家具ならではの、安心感あるフォルムです。
つい先日(2021/8/10)設立100周年を迎えた飛騨産業。
百年企業というのは、料亭や醸造所などといったお店によく見かけますが木工の企業となるとかなり少ないのではないでしょうか。(※)
(※このブログを書いている時点で、日本で人気のある企業のうち天童木工で設立から81年、マルニ木工93年、カリモク81年、秋田木工が実は前身の製作所を含めて111年という事が分かりました。秋田木工恐るべしです。)
100周年を記念して社史が発行されたり、彫刻家 三沢 厚彦氏によるデザインを3Dに削り出した森羅シリーズ、オリンピックのランドマークとなった国立競技場を設計した隈 研吾氏によるクマヒダシリーズ、初期作品の第七號椅子の復刻といった製品の発表ラッシュ。
そして環境に配慮する企業として重要なSDGsの宣言を制定する等、これからを見据えて精力的に活動を行っている飛騨産業。その飛騨産業を今も支える人気のシリーズが今回の「森のことば」シリーズです。
2001年、熊本から日本、世界へと優れたデザインを発表した佐々木敏光氏によってデザインされた森のことば。
我が子に向けてデザインされたSDIファンタジアのベビーチェアに代表される、愛情を感じるアイテムたちは今でも高い人気があります。
そんな氏が飛騨産業と共に着目したのが、「節」。
良質な木材を持つ飛騨産業でも丸太から製材をして家具に使用できる木材は全体のわずか10~15%。
森という人のものさしだけでは計り知れない生き物たちからの頂きもの。それを出来る限り活かす形を探し求め生まれた表現になります。
色の違い、硬さの違いから取り除かれる事が多い部位を「見せる」ように配置。
現在では節を取り入れた製品を多く見かける様になりましたが、やはりその源流となったアイテムには慎重に見極めが行われるがゆえの「丁寧さ」が感じられます。
ホワイトオークの無垢材は荒々しくも豊かな表情。特にチェアに関しては座板と背もたれが曲木によって綺麗に曲げられています。
それを支えるフレームもまるで背もたれから生えてきたような不思議な佇まい。それが元々は木であった事を思い出させようとしてくれているみたいです。
たくさんの光を受ける部分がカーブしている事で、グラデーションが付き奥行感があります。座った時真ん中に自然と収まりやすいというメリットも。座面は44センチと幅広で座りやすく、やや幅狭な後ろ脚は座り直す時に座面を掴む邪魔になりません。
木を愉しむために、普段使いの事まで良く考えられている事がわかります。
勿論ダイニングテーブルもその例に漏れません。
幅160×奥行100センチと、お部屋のメインを張るたっぷりとした存在感。木の質感を贅沢に感じられる事と重苦しいという印象は紙一重。
天板は手で掴んだ際にその厚みを感じられる3.5センチ。安心を感じる脚の根本をダイナミックに太く(11.5センチ)、先に向かうにつれてギュッと絞る事で(4.5センチ)見た目の安定感や実際の安定、そして木の素材感を邪魔しないモダンなかたちを表現しています。
また細かなところですが、天板裏に反り防止のパーツが付いているのも長くお使い頂くのには大切なポイントです。
今回入荷したシリーズは全てオイル仕上げ。飛騨産業はホルムアルデヒドの発散量が最も少ないF☆☆☆☆(エフフォースター)を使用しているので安心してお使い頂けます。
オイルを使用したメンテナンスも出来ますので、変わってゆくその風合いを楽しめるのも素敵なポイント。
ひとり当たりでも幅80×奥行50センチと、インスタントではないしっかりとしたスペースが用意された団欒(だんらん)のためのテーブル。そして木の魅力を第一に考えられた使い心地の良い椅子たち。
個々のアイテムだけでも勿論良いですが、セットと言える量が一堂に揃う事は中々ありません。
お買い替えをお考えの方は、どうぞこの機会をお見逃しのないようにお願い申し上げます。
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