Reuter Products Form + Life Collection
GN2 Easy Chair

 

 

ひたすらに灼熱の日々が続いています。

出勤するまでに出来るだけ直射日光を浴びない様にしてくるのですが、開店準備で少し動くともうダメです。

滝のように汗が止まりません。

 

こんな日々が続いている間は、体調のために水分や塩分の補給といった管理も勿論大切。

しかしそれだけではどうしても「しなければいけない」という義務感ゆえの面倒臭さが出てくるもの。

なのでそこにもう一つ楽しみを求めて、評判のちょっと良い麦茶を購入してみました。

沸かして煮出しをしないといけないという汗かくひと手間はありますが(笑)、香り高い麦茶なら飲むたびに嬉しい気持ちにきっとなれるはず・・・!

そう信じて止まない今日この頃です。

 

今回ご紹介するのは、時代の香り。

時代に合わせて毎年流行っては廃れてゆく時代の流れは、少し距離を置いてみるとその良さを改めて感じられるもの。

今回のアイテムは70年頃のもの。

あなたはどんな香りを感じるでしょうか。

 

 

新しい技術が評価される喜び

 

 

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今回のアイテムは、ドイツはReuter(ロイター)社で製造された1脚。

一体成型の有機的な形が印象的です。

 

 

 

 

デザイナーはピーター・ギッジー(Peter Ghyczy)。ハンガリー生まれのドイツ人(のちにオランダに移住しています。)です。

氏の代表的な作品は1968年に発表されたガーデンエッグチェア。

屋外での使用を前提としたこのアームチェアはシートがコンパクトミラーのように開閉する事で、持ち運びがしやすく、ある程度の雨なら防ぐ事が出来るという当時として画期的なものでした。

見た目もとても近未来的であり発表当時は多くの人がそのチェアを見に来場するほどの評判を呼んだそうです(現在はV&A博物館にコレクションされています)。

同時期にはマルセル・ブロイヤーやマックスビルと共同で「ウルムスツール」を設計したハンス・グジェロ等、多くの移民者デザイナーが活躍した時代。

ギッジーのデザインはその中でもドイツから国際的なデザインに大きな影響を与えた人物とされています。

 

 

 

 

1960~70年代は氏のデザインが傑出していた時期。

ポリウレタンを用いた製品を作る技術のエキスパートであった氏は、前述のガーデンエッグチェアや、

ドイツのレンフォルデに設立されたデザインセンターをポリウレタンを採用し設計します。

その特許技術は家具を始めとした幅広いアイテムに応用が効くものであったため多くの企業がその買取に手を挙げ、

その中にはvitra.社の前身であるFehlbaum GmbH社もあったようです。

70年代に入ると、ポリウレタンの一体成型の技術を活かしつつ、

金属の鋳造技術を活かした作品に焦点を移してゆきます。

 

 

 

 

 

今回のアイテムは1969年に発表されたイージーチェア。愛称としてGN2と呼ばれているようです。

 

アームから後脚へと移るにつれ表と裏がひっくり返る、メビウスの輪のようなデザインに目を奪われます。

座高は35cm、そしてイージーチェアの名前の通り寛ぐための傾斜が付いているため、想像しているよりも深く腰掛ける事が出来ます。

 

 

 

 

 

そして背面は柔らかく身体を包むように象(かたど)られています。

 

面白い点としては、その背面の中に身体をコンパクトに収める事も出来ますが、

アーム部に腕を預ける時には背面の両端に二の腕が支えるように触れる形になるところ。

一体成型だからこそ可能な形、優しい肌当たりにチェアのユニークさを感じる事が出来ます。

 

 

 

 

 

 

今回のチェアは凹凸感が気持ち良いエンボス仕上げが施されておりますので、

サラっとした感触を楽しめます。一体成型ですのでベランダ等のアウトドアな使い方も素敵です。

 

1970年頃。日本だけに留まらず高度成長期を迎え、日進月歩で進んでいた技術。

変わる技術に柔軟に対応し、歩んできたデザイナーの奮闘の一歩はここにカタチとして残っています。

同時代に日の目を見る事が無かった技術を乗り越え、人々の期待に応える責任とプレッシャー。

「受け入れられるはず」と「受け入れられなければどうしよう」という気持ち。

現在に受け継がれるアイテムにはそんな気持ちが沢山詰まっています。

 

国内での取扱いも数少ない希少な1脚。今後もますます入手が難しくなっていくことは間違いありません。

気になる方はどうぞこの機会に、ご検討下さいませ。

 

 

 

 

 

 

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