2023年に出会った名作たち

 

 

 

早いものでもう年の瀬。

 

今年も沢山のアイテムを紹介させて頂きました。

 

言わずと知れた名作からユニークなビンテージまで。

 

本日は自由が丘店2023年の総まとめ。

 

個人的に印象的だったアイテムを振り返りながら紹介させて頂きます。

 

 

 

倉俣史朗 フラワーベース #1303

 

 

 

 

60年代から90年代にかけて世界的に傑出した作品を手掛けたインテイリアデザイナー、倉又史朗。

 

日本ならではの文化や美意識を感じさせる独自のデザインスタイルで知られるデザイナーの代表的な作品ともいえる名作が入荷。

 

クリアのアクリルがピンクのアクリルを包みそれらの境界線は曖昧。

 

気体の様にも液体の様にも見える不思議な感覚は浮遊感や儚さを感じさせる倉俣史朗氏の独自の世界観そのものと言えます。

 

 

 

Maison Martin Margiela 13 OBJECTS & PUBLICATIONS

 

 

 

 

1988年設立のフランス・パリ発のファッションブランド、メゾン・マルタン・マルジェラ。

 

オブジェ、または出版物のラインでリリースされたマトリョーシカが入荷しました。

 

アノニマスなスタッキングドール9体(最も小さい物は高さ1.9cm)が連なる姿は非常にミニマル。

 

クリームがかったホワイトとペイントムラが人型のフォルムに深みを与え、ただシンプルではないデザイン的な意匠を感じさせます。

 

独創的で洗練されたメゾン・マルタン・マルジェラらしい逸品です。

 

 

天童木工 カブトチェア

 

 

 

 

渡辺力、柳宗理、長大作、水之江忠臣らと共に「ジャパニーズ・モダン」と呼ばれるデザインの礎を創ったといわれる名デザイナー、剣持勇。

 

同氏が手掛けた名作、ビンテージのカブトチェアが2脚、異なる仕様で入荷。

 

その名の通りカブトを彷彿とさせるシェルのフォルムが印象的なこのチェア。

 

日本特有の品とミッドセンチュリーモダンデザイン特有の色気の両方を感じさせる名プロダクトです。

 

 

 

 

天童木工 中座椅子

 

 

 

 

同じく天童木工の名作、中座椅子。

 

ジャパニーズモダンを代表する名デザイナー、長大作がデザインを手掛けています。

 

特徴は直線的な脚デザインと曲線を描く背と座の美しいバランス。

 

印象的なかたちは柿をふたつに切った際の断面から着想を得たと言われています。

 

 

 

FDB Mobler Book Cabinet

 

 

 

 

言わずと知れたデンマークの老舗家具ブランド、FDB Mobler。

 

同社の製品の製造を手掛けた名工房、C.M. Madsenによるビンテージキャビネット。

 

北欧家具デザイナー4大巨匠の一人としても知られる名デザイナー、ボーエ・モーエンセンがデザインを手掛けました。

 

一切の無駄を感じさせない洗練されたデザイン美に、経年を帯びたチーク材とオーク材のコントラストと表情が美しい逸品です。

 

 

 

Warner Bros. Bugs Bunny

 

 

 

 

1995年にアメリカのアーティスト、ポール・ヴォートがワーナーブラザーズの為に制作したタイルアートシリーズ。

 

100パターンの限定版で生産されたアイテムです。

 

そのうち10個はアイアンレッグ付きのタイルトップテーブルとして発表されたそうで、こちらはそのうちのひとつ。

 

「3/10」のシリアルナンバーが確認される非常にレアリティの高いアイテムです。

 

アートワークはアニメシリーズ、ルーニー・テューンズのエピソード「Arise, Sir Loin of Beef!」に登場する王様姿のダックスバニー。

 

生意気な表情が愛らしく、コンパクトながら十分な存在感を放ちます。

 

同アーティストは1930年代にカリフォルニアで普及したセラミック技術を活用しており、これにより生まれる鮮やかなコントラストも作品の魅力。

 

アニメーション特有のタッチと手作業で丁寧に作られたタイルの風合いが深く、アーティスティックでキャッチーなアイテムに仕上げられています。

 

 

 

Karimoku 国立競技場 座席スツール

 

 

 

 

1958年に開場し、1964年の東京オリンピックのメインスタジアムとして使われた旧国立競技場。

 

日本を代表する家具ブランド、カリモクの12名の開発スタッフがコンペ形式で、100を超えるデザインを出し合い誕生したスツールです。

 

入荷したのは雑誌ブルータス“夢の値段 2015”のコラボ企画で発表された限定品の2脚。

 

ウィンザーチェアの華奢な脚を採用し、絶妙なバランスを持つ一脚に仕上げられています。

 

 

 

FRITZ HANSEN PK22

 

 

 

 

理想的なフォルムと工業的な探求を常とした名デザイナー ポール・ケアホルム。

 

シートとステンレススチールバーのフレームで構成されたシンプルなイージーチェア、PK22。

 

レザーシート仕様が高級感あるモデルが入荷しました。

 

 

 

African Hand Carved Stool

 

 

 

 

暮らしや風土を映す道具、民芸家具。

 

その土地や生活に適応し生まれた家具は独自の形状を持ち、既製品には無い強い魅力を放ちます。

 

この2脚はエチオピアのジンマスツールとコートジボワールのセヌフォスツール。

 

どちらも無骨ながら異なる個性と魅力を持った民芸椅子です。

 

 

 

Eleanor Pritchard

 

 

 

 

イギリスのテキスタイルデザイナー、エレノア・プリチャード。

 

ミッドセンチュリー期の美学や哲学に影響を受けた同氏は、英国の伝統的な織物技術を用いてその独自のセンスを表現しています。

 

それらが持つのは非常に豊かで一言では形容できない風合いと雰囲気。

 

空間を優しく彩る、心地よいラグたちが入荷しました。

 

 

 

 

artek Stool60

 

 

 

 

「機能性と実用性、シンプルな美しさを兼ね備え、人々の生活をより良くし、美しく彩る。それがフィンランドデザイン。」

 

名作、スツール60のコラボレーションアイテムはコムデギャルソン、クライン・ダイサム、トムディクソンの3脚。

 

インパクトを放ちながらも損なわない確固たる気品は完成された名作があってこそ。

 

レアリティの高いユニークなアイテムです。

 

 

 

 

Pierre Jeanneret Library Chair

 

 

 

 

Pierre Jeanneretと建築家でもあるUrmila Eulie Chowdhuryにより、デザインされたと言われるライブラリーチェア。

 

その名が示すように様々な学校の図書館で使われていたそうです。

 

1959~60年頃にデザインされ、構造や仕様の違いから前期・中期・後期と大きく3つに分類されるこのチェア。

 

快適さを求めた座面のアールと堅牢さを叶えたボルト留めと貫。

 

組木など複雑な要素を排除し、より簡潔になった作りはどこか工業的で未来の事まで見据えて作られていたことを感じさせます。

 

よりシンプルで合理的なデザインへと進化していったライブラリーチェアの希少な後期モデルです。

 

 

 

 

 

 

以上です。

 

2023年の1月から12月までのお取り扱いで特に印象に残ったアイテムをご紹介させて頂きました。

 

店舗・オンラインストア・SNSなどimptionと繋がりを持っていただけた方には大変お世話になりました。

 

この場を借りて年末のご挨拶とさせて頂ければ幸いでございます。

 

来年も良いお品物を皆様にお届けできる様に尽力致しますので何卒よろしくお願い申し上げます。

 

それでは良いお年をお迎えくださいませ。

 

※年明けは1月5日(金)11:00 – 19:00の通常営業です。

 

 

 

 

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