2022年のスペシャルなアイテムを振り返ってみました。

 

 

 

2022年も残すところあと僅か。コロナ禍での生活は気づけば3年目に入り、今までは脅威に感じられたコロナウイルスもいつの間にか生活の一部になりましたね。

ようやく行動制限のない普段の生活を取り戻すことが出来たわけですが、残念ながら今年はコロナ以外にも社会を揺るがすような出来事がたくさんありました。

毎日あたりまえに過ごしている生活も、大切な人との時間も、改めて一人一人が見直し考えさせられた年でもあったのではないでしょうか。

 

私たちインプションが出来ることは微々たるものに過ぎないですが、少しでも皆さんの暮らしの手助けができたらという思いでいます。

 

今年のインプションもお買い取りに販売に良いお客様に恵まれたおかげで、なんとかこの1年を乗り切ることが出来ました。そのお買取り&販売させて頂いた数多のお品の中から、一部を簡単に紹介し、今年最後のコラムとして締めくくりたいと思います。

(※掲載画像の商品はほとんどが販売済みとなりますが、一部在庫しているものもございます。)

 

 

 

 

 

 

Scandinavian Furniture北欧家具

 

 

 

レア物からポピュラーな人気アイテムまで、例年よりも数多くお取り扱いさせて頂きました。

国内での流通量が豊富なのもあって入荷も多かったのですが、ウェグナー、ヤコブセン、アアルトはやはり人気が高く、次の方へお渡しするまでの時間も短かったように感じます。

ウェグナーはチェアやソファはもちろん、今までほとんど無かったチェストやキャビネットなどの収納家具も入荷してくれました。

 

そして、今年のベストワンと言っても過言ではないフィンユールの名作、チーフテンチェア。初めての入荷にも関わらず、色違いが2脚も立て続けにお店に並んだのは異例の出来事でした。

今年の夏に「フィンユールとデンマークの椅子」大規模展覧会が都内で開催された影響が少なからずあったのではないでしょうか。

 

その他にも、イルマリ・タピオヴァーラ、オーレ・ヴァンシャー、ボーエ・モーエンセン、ヨハネス・アンダーセン、ピーターヴィッツなどなど、様々なデザイナーや工房の家具が入荷しました。

素材やデザインへのこだわり、そして使い勝手の良さまでも考えられた北欧家具ならではの魅力。これからも変わらず人気が続くような気がします。

 

 

 

 

 

Herman Miller & Knoll|ハーマンミラー & ノル

 

 

 

ミッドセンチュリー期のアメリカを代表する二大家具メーカーといえば、ノルとハーマンミラー。どちらも歴史に名を刻むプロダクトを数多く発表しており、インプションでもミッドセンチュリーデザインの定番のメーカーとなっています。

 

ノルの家具で印象的だったのは、今までリプロダクト品しか取り扱ったことのなかった、ミース・ファン・デルローエのバルセロナチェアやチューリップチェアなどで有名なエーロ・サーリネンの生誕100周年を記念して世界100脚限定で製造されたウームチェアなど。

さらには、イームズ夫妻と深い関わりを持つハリー・ベルトイア渾身のデザインとして知られる、バードチェアとダイアモンドチェアも嬉しい入荷でした。

 

対して、ハーマンミラーの家具は、やはりイームズデザインが目立ちます。

シェルチェアはビンテージも現行も同じくらい人気があります。印象的だったのは、4連の迫力あるエアポートベンチと、200脚以上の同時注文をしないと製造されないという超希少カラーのピンクシェル。

シェルチェアはもちろん、DCMやLCWも比較的入荷が多く、珍しいものでは正規品のラウンジチェア、デスクユニット、ウォールナットスツール。またハーマンミラーではありませんが、イームズの歴史を語る上で欠かす事の出来ない名作レッグスプリントもグッドコンディションで取り扱うことが出来ました。

(シェルチェアに興味のある方は、「イームズ シェルチェアのアレやコレや。」も是非チェックしてみては下さい!)

ジョージ・ネルソンも、スワッグレッググループデスクやプラットフォームベンチ、ビンテージのペデスタルテーブルなどいくつか。来年はもっとお取り扱いできるよう頑張りたいと思います。

 

 

 

 

 

Japan Midcentury|ジャパンミッドセンチュリー

 

 

 

ミッドセンチュリーデザインといえば、一つ前のハーマンミラーが思い浮かぶ方がほとんどでしょう。

ところが、同時期に生まれたジャパンミッドセンチュリーやジャパニーズモダンと言われる家具も魅力的なアイテムがたくさんありました。

 

日本が世界に誇るデザイナー柳宗理のアイテムは、バタフライスツールや曲木のウォールミラー、食器や玩具まで幅広いラインナップ。

今年一のスペシャルな出来事も同じく柳宗理が関係しています。それは、ご縁あって遠く離れた香川県・坂出市民ホールにて実際に使用されていた、コトブキ社・柳宗理デザインの別注FRPサイドチェアをお取り扱い出来たこと。

オリジナルのまま販売しているものと、傷みの大きかったものは専門業者に張り替えして頂き、カラフルなツートーンカラーで蘇りました。

 

その他にも、剣持勇のビンテージハコテーブルやカブトチェア、水之江忠臣の図書館椅子、長大作の座椅子、新居猛のニーチェア、菅澤光政のペリカンソファ、加藤徳吉のリングスツール、豊口克平のスポークチェアなどなど、入荷してもすぐに次の持ち主が決まってしまう人気の高さでした。

 

近年レトロブームの流れもあってか、改めて日本人デザイナーの家具が見直され、注目度が高まっています。当時の暮らしを知っている人には懐かしく、知らない人には新鮮に映り、特に日本人にとって親しみを持てるデザイン性が愛される理由の一つなのかもしれません。

 

 

 

 

 

Midcentury Design|ミッドセンチュリーデザイン

 

 

 

まだまだあります、ミッドセンチュリーデザイン!

知る人ぞ知るオランダやベルギー、フランス、ブラジルなどのアイテムも、コアなインテリアファンからじわじわと人気上昇中。それに比例して、インプションでも年々ご依頼が増えているように感じます。

 

オランダを代表するデザイナー、フリソ・クラマーによるビンテージコーヒーテーブルやワークデスク、また同氏のデザインをオマージュしたコンパスチェアなど、エッジの効いた脚のラインが美しい家具。

ベルギービンテージからは、ピエール・ガーリッシュのコンセイユラウンジチェア&オットマン。ガーリッシュといえばトノーチェアで有名ですが、現存の希少度で考えればコンセイユも負けていません。

そしてスタッフ間でも話題となったのが、ブラジリアンミッドセンチュリーのデザイナー、パーシヴァル・レイファーによるラウンジチェア2点。アメリカやヨーロッパとはまた一味違った南米ならではの大胆かつ豊かなデザイン。

 

今後ますます注目度が高まっていくであろうジャンルです。

 

 

 

 

 

Modern Design Furniture|モダンデザインファニチャー

 

 

 

イタリアンモダン、バウハウス、ポストモダンの家具からもスペシャルな入荷がありました。

 

バウハウスデザインの巨匠デザイナー、マルセル・ブロイヤーの滅多に入荷することのない正規品のチェスカチェアやワシリーチェア、ラッチオテーブルなど、コレクタブルな名作が例年よりも多く見られました。

 

また、80’sブームの流れでメディアに取り上げられることも多く、特に注目度が高かったポストモダン。ポストモダンを語る上で欠かせないメンフィスの中でも圧倒的存在であった、エットーレ・ソットサスのイーストサイドソファは昨年に引き続きの入荷です。

日本人デザイナーから、ポストモダン建築の牽引者である磯崎新のモンローチェア&テーブルも忘れてはなりません。特にラウンドタイプのテーブルは天童木工で販売されていた記録が全く見つからず、特注されたことも考えられるかなりの貴重なお品。

この先二度とお目にかかれなくても不思議ではない、歴史的価値のあるプロダクトをインプションにお譲り頂けたことを何より感謝いたします。次の方へしっかりと受け継ぎたいと思います。

 

 

 

 

 

Spaceage Design|スペースエイジデザイン

 

 

 

根強いファンの多いスペースエイジのアイテムも、パントンを中心に希少なものもいくつかありました。ヴィトラではなく、希少なハーマンミラーのパントンチェア、ファントムチェア、パントノヴァのワイヤーシェルフ&スツールなどなど。

スペースエイジ好きなら絶対に欲しくなる、UMBOシェルフは今年も再び入荷。ウリヨ・クッカプーロのビンテージラウンジチェアに、レイモンド・ローウィのドレッサーデスク、ドラゴンシェルフ、ジャイロチェアなど、コアなものまで幅広いラインナップとなりました。

 

宇宙やSFの世界観、未来への憧れから生まれた、スペースエイジデザインは現代では異質かもしれません。でもこの自由なフォルムは今でこそ新鮮に映るのではないでしょうか。大人になっても何かにワクワクする気持ちを大切にしたいと思わせてくれる特別なスタイルの一つです。

 

 

 

 

 

George Nakashima & Others|ジョージ・ナカシマ 他

 

 

 

そうそう入荷することの無い、ジョージ・ナカシマの作品が今年も入荷してくれました。コノイドチェアとコノイドダイニングの計7点です。

1点1点の存在感が強く、他のデザイナーと一線を画すようなオーラが出ている気がしました。

 

スペシャルなものでいうと、人気テキスタイルブランドのミナペルホネンを立ち上げたデザイナー、皆川明が手掛けた日進木工のプーダイニングテーブル&チェアもあります。

 

その他は、丁寧なものづくりで支持されている国内外の家具メーカー、トラックファニチャー、パシフィックファニチャー、スタンダードトレード、松本民芸家具、家具蔵、BC工房、柏木工、シギヤマ家具、朝日木材加工、アーコール、ジープランなどをピックアップしました。

どれも共通しているのは、無垢材を活かしたデザインと長く使えて飽きが来ないデザイン。近年サスティナブルな考え方が普及していることもあり、良いモノを大切に使うこと、後世に受け継ぐことが家具に限らず着実に見直されていくことでしょう。

 

 

 

 

 

Lighting|照明器具

 

 

 

家具に比べて入荷数が少ない分、常に回転の早い照明器具。今年は照明の入荷も充実していました。

 

ピックアップした画像をご覧の通り、パントン率が高めです。ペンダントライトはグローブやムーン、フラワーポット、デスク&フロアライトではパンテラも。

またデザイン照明の代表格であるルイスポールセンのPHシリーズは、中でも希少なPHコントラストにPHアーティチョークなど初入荷が沢山ありました。

 

さらに、エリック・ホグランのペンダントライトやピーター・アイビーのライトカプセルなど、国内でもファンの多いガラス作家による照明。両者ともに今までガラスの器やオブジェなどの取り扱いはあったものの、照明作品はこれまた初めて。言うまでもなくあっという間に旅立っていきました。

 

お部屋の家具を揃える際、どうしても優先順位が低くなりがちな照明ですが、実はインテリアの要と言われるほど空間にとって大切な存在なんです。お部屋の雰囲気を一新したい方やお部屋の細部までこだわりたいという方は、是非照明にも目を向けてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

iittala Glassware & Others | イッタラ ガラスウェア 他

 

 

 

長くなりましたが、最後に小物のご紹介です。インプションで家具以外に多くお買取りさせて頂いているアイテムといえば、イッタラバードシリーズを中心としたガラスウェア。

2年前にオンラインで開催したイッタラバードの展覧会をきっかけに、毎年お買取りのご依頼も増えているように感じます。

なかなかお目にかかれない希少なモデルもあり、オンラインに掲載すれば即SOLDOUTが当たり前に。バードたちの人気に圧倒させられたのを覚えています。

 

今年はその他にも、イッタラの定番アイテム「キビ」のキャンドルホルダーやリサ・ラーソンのオブジェ、現代作家さんの器など、大量入荷が多かった印象です。

オンラインでのお買い物はもちろんですが、小物は店頭販売のみのものも多く、店舗に足を運んで頂いたお客様にもお買い物を楽しんで頂けたのではないでしょうか。

 

家具とは違って一つ一つが小さいけれど、その一つがあることで気持ちが豊かになる、そんな不思議な力を持っているように思います。

インプションでお気に入りの一点が見つかることを願っています!

 

 

 

 

2022年も良い物たくさん、ありがとうございました!

 

インプションの商品はすべて、お客様からお買取りさせて頂いたお品で構成されています。

今年これだけのアイテムを取り扱えたのも、ひとえにお売り頂けるお客様とお買い上げいただけるお客様がいらっしゃるから。

 

来年はインプション10周年を迎える特別な年です。

これからも良い品は出来るだけ良い値段でお買い取りし、商品の魅力をお伝えしながら販売が出来るよう努力してまいります。

今後ともインプションをどうぞよろしくお願いいたします。それでは皆様、よいお年をお迎えください!

 

 

 

 

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