英国家具の人気が再燃してきてますね。

 

 

英国家具と一口に言ってもその種類や年代は様々。

 

ご来店されたお客様に「これはアンティーク?ビンテージ?」と聞かれたので、今日は少し英国家具を深堀してみようかと思います。

 

 

 

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アンティーク家具と聞くとすごく古いもののイメージですよね。

 

巷では製造から100年以上は経過しているもの。なんていう定義がささやかれています。

 

実はこれ、19世紀末にアメリカのマッキンリー大統領が、輸出入に関する法改正の中で「アンティークとは製作されてから100年経ったもの」と決めたことがきっかけ。

 

ちなみにアンティークの語源はラテン語で「古いモノ」を意味する「Antiquus(アンティクウス)」とのこと。

 

 

 

 

 

実はですね、先ほどの法改正はアメリカのものなので、肝心のヨーロッパの国々ではこの100年という定義は存在しないようです。

 

英国の人たちが「アンティーク」に対して重要視しているのは、何年経過しているかよりも、デザインの歴史を継承しているかどうか。

 

また、第二次世界大戦以前の大量生産で作られていないものということを重要視しているとのことです。

 

ですので、英国では100年経過していないものも普通にアンティーク扱いをされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

英国アンティーク サイドボード  オーク材

 

 

 

 

 

このリビングボードはまさに英国アンティーク。

機械化が進んだ1920年代以降のセミオーダー品だと思います。

手作業での家具づくりがメインだった1920年代以前に比べ、デザインにバリエーションが増え、良いとこ取りのデザインに仕上がってるのがこの年代の家具。

 

『 バルボスレッグで脚のフレームは弧を描くように。』

『 前面の装飾は植物のつるのような曲線を描いたデザインを。』

『 本体のシルエットは半円に仕上げて。』

当時、職人にはこんな注文が入っていたのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英国アンティーク ドローリーフテーブル

 

 

 

 

 

このテーブルは上のサイドボードよりさらに古く、100年以上経ったと思われる文句なしのアンティーク。

「カブリオールレッグ / 獣脚 」が特長のクイーンアン様式のものですね。

機械化が進む前の時代、職人が一つ一つ手作業で仕上げているものなので、デザインはシンプル。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エベネゼルグーム コーヒーテーブル

 

 

 

 

 

1945年の第二次世界大戦後に登場し始めた英国家具を、現在はビンテージ家具と呼んでいます。

この時代は戦争後の復刻のため建材が優先で、家具の木材が不足。

それまでのようなオークやマホガニーを贅沢に使用することが難しく、当時ローコストで手に入ったチーク材を採用した時代です。

チーク材を使用した家具づくりは北欧デザインを取り入れたものが多く、インプションでよく扱っているものだと、エベネゼルグームの家具が代表的ですね。

 

 

 

 

 

 

 

アンティークとビンテージの違いは意外と曖昧なものでしたね。

100年以上昔の家具にも、機械化が進んだ後につくられた家具にも、戦後の家具にもそれぞれの良いところがあります。

英国家具の歴史は長いので、お好きな年代のものを自由に組み合わせてお楽しみください。

 

 

 

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