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岩谷堂箪笥 七ッ抽 立長箪笥 整理箪笥 ハイチェスト 牡丹紋様 南部鉄器金具 欅 桐 漆塗り 民芸家具 ~美と用、一生物のパートナー~ 【 買取と販売とレンタルのお店 】
![](/archives/wp-content/uploads/2018/04/1-8.jpg)
岩谷堂箪笥
七ッ抽 整理箪笥
伝統工芸品に指定されている岩谷堂箪笥。岩手県の鉄器、漆の文化や豊富な木材を使用した家具文化によって培われた、上等の上を行く箪笥。今回入荷したものは、現在のカタログサイズとは異なる奥行45cmタイプの7つ袖タイプ。うねりの強い豪華な杢目がお楽しみいただけるオススメアイテムです。
美と用、一生物のパートナー
手打ち金具、南部鉄器と欅の杢目を活かした拭き漆の塗装がポイントとなっている岩谷堂の箪笥。引き手金具の豪華な牡丹模様は手打ちならではの緻密さです。南部鉄器は仕上げ時、熱いうちに漆を塗り込むことで艶を消し、使い込んだような風合いを出すそうですが、こちらの金具もセミマットの光沢感が全体のデザインを引き締めるような、品のある面持ち。重厚ながら、端に向かって細くなる繊細な掴み心地となっています。
赤紫系のカラーは北欧ビンテージの家具に使用されるローズウッドのような深い華やかさ。欅の太く波打つ杢目は生き生きとして、インプションで過去にお取り扱いのあった箪笥の中でもピカイチの力強さです。経年により透明感を増していく漆の特性から、既に透き通るガラス質の被膜が出来上がっていますが、触れると杢目の凹凸を感じる事が出来ます。
内部は桐。狂いが生じにくく密閉性が高い、箪笥に最適な素材。湿気も吸ってくれますので、大切なお洋服を虫やカビから守ります。桐の箪笥といえば高級家具の代名詞のようなものですが、こちらは桐を美しい化粧板でくるみ、南部鉄器をあしらった至高の逸品です。
岩谷堂箪笥の起源は古く、康和年間(1100年代)と言われているそうです。藤原清衡が経済奨励に力を入れ、調度品の生産が徐々に盛んになっていく中で、現在の箪笥としての姿ではなく長持のような大箱の収納道具を作っていたとか。その後文政年間(1820年代前後)に金属金具のついた箪笥の形となり、岩手名産の漆塗りと鉄器の美しさから人気を博していきました。今日まで伝統を守りながら、火事から逃げやすいように車輪がついたり、階段の下に置けるようにデザインされたり、洋服の収納がしやすいように段数が変わったりと現代のライフスタイルにもマッチし、美術品のように美しくありつつも道具として日々の暮らしを支えます。
「文化、伝統、技術が永い年月の中でひとつの形となった。」岩谷堂の箪笥を形容するとすれば、そんな言葉がいいかもしれません。ミニマルな暮らし、余計な物を持たない暮らしへの関心が高まる中で、良い物を永く使う事が注目され、伝統的な民芸品が若い層からも注目されるようになりました。箪笥の最高峰は間違いなく岩谷堂箪笥で、一生物の一棹となるはず。スリムサイズで現代のお住まいにも置き易い、お勧めの逸品です。
—————– SPEC —————–
Item number: RD07-28
Size: W60.5 × D45.5 × H127.8 cm
Price: ¥85,000-
詳しい画像やコンディションは
» ONLINE SHOP のページでご確認いただけます。
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