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ヴィトラ Vitra スタンダードチェア standard chair ジャン・プルーヴェ Jean Prouve 廃番 ダークグリーン~誰もが認めるジャン・プルーヴェの名作チェア~
Vitra
standard chair
突然ですが、皆さま、去年、新宿パークタワーで開催されたThe Original Comes from Vitra.という展示会を行きましたか?新宿パークタワーの一角で行われたこの展示会。vitraで取扱われている商品の生まれたストーリーや図面、スケッチ、プロトタイプの写真などを木製のブースを使って展示。ヴェルナー・パントンのパントンチェアやイームズのイームズエレファント、そしてジャン・プルーヴェのEMテーブル、スタンダードチェアなどなど、家具を知る人なら興奮するアイテムばかりが展示されており、こじんまりとしていましたが、中々見応えのある展示会でした。本日は、去年の興奮が蘇るアイテム、ヴィトラ Vitra スタンダードチェア standard chairのご紹介です。
誰もが認めるジャン・プルーヴェの名作チェア
デザインは、フランスの巨匠 建築家&デザイナー 『 ジャン・プルーヴェ / Jean Prouve 』。1934年にデザインされたスタンダードチェアは、建築家らしい合理的で無駄のないフォルムが特徴的。プルーヴェの代名詞と言えるアイテムです。
スチール製のフレームベース、そして背座にウッドを組み合わせたこちらは、木材と金属という全く質感の異なる2つの素材を違和感なく絶妙なバランスでデザイン。異素材を上手くまとめ挙げた彼のセンスが光る逸品となります。
木製で作られた背もたれと座面は、柔らかい曲線を描きながら、美しいシルエットを形成されております。広めに設計された座面はやや傾斜が掛かっており、座った時に背中と腰がしっかりとフィットします。これにより、身体に負担の掛からない楽な姿勢を保つことができ、長時間座っても疲れないように工夫が施されております。
なぜ、ベースにスチールを採用したかという疑問が出る方もいらっしゃると思います。椅子は着座時、後脚に最も負担がかかります。椅子の本質を見抜いた彼は、かかる重さが比較的軽い前脚には細い円柱型のスチールを使い、より大きな重さがかかる後脚には、太さをもたせた三角形のスチールを用いる事で、椅子にかかる重さは床へ逃げ、非常に頑丈な構造になりました。
余談ですが、特徴的な後脚、実は組み立てる前の姿は、ひし形に近い五角形の形をしています。厚さも非常に薄いモノでした。これらで人間の体重を支えるのは凄いなと思った覚えがあります。
構成されたパーツの一つ一つがまさに秀逸と言えます。それでいて、良い意味での無骨さとスタイリッシュさが巧みに同居しているスタンダードチェアは、85年を経過した現在でも、色褪せず、新鮮さが感じます。これらが2019年現在でも世界中の人々に愛されている所以でしょう。
今回、入荷したスタンダードチェアは、現在では販売されていない希少なダークグリーンカラー。是非この機会をお見逃しなく!!
—————– SPEC —————–
Item number: SH16-24
Size: W41.5 × D48 × H81 (SH47.5) cm
Price: SOLD OUT
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