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ガラスデザイナー、インゲヤード・ローマンの日本初個展が9/14から開催
《THE SET》 2017年 木村硝子店 photo: Anna Danielsson/Nationalmuseum Stockholm
プロフェッサーの称号を持つガラスデザイナー
インゲヤード・ローマンの大規模個展が東京で開催
インゲヤード・ローマンは、無駄をそぎ落としたシンプルなデザインのガラスウェアや陶器のデザインが世界的に評価され、95年にはスウェーデン政府からプロフェッサーの称号を与えられているプロダクトデザイナーです。
この度、日本とスウェーデンの外交関係樹立150周年を記念して、スウェーデンで2016年に催された「インゲヤード・ローマン展」をベースに新作を含めた大規模個展が東京国立近代美術館で開催されますので、ご紹介いたします。
量産品でありながらもぬくもりが感じられる作品の数々
ストックホルム生まれのインゲヤード・ローマンは1962年からカール・マルムステンが創立したカペラゴーデン手工芸学校、62-65、66-68年までKonstfack(コンストファク/スウェーデン国立美術工芸デザイン大学)で陶芸を学び、65-66年にはファエンツァ国立陶芸美術学校(イタリア)で陶芸を学んだ後、ガラスメーカーJohansfors(ヨハンスフォース)社とガラスメーカーSkruf(スクルフ)社でデザイナーとしての頭角を現します。
キャリアを重ね、1999年からはOrrefors(オレフォス)社のデザイナーとして活動を開始し、2016年にはIKEAや有田焼とのコラボレーションも実現。2017年には木村硝子店から「インゲヤード・ローマン コレクション」が発表され、日本でも非常に愛されているデザイナーです。
本質を表すために要素をそぎ落としてデザインされるテーブルウェアは、「用の美」を表すような美しさと、一つ一つにわずかな揺らぎが感じられるようです。ミニマル、モダンでありながらもぬくもりを残した作品の数々は、インゲヤード・ローマンのみずみずしい感性によって紡ぎだされます。
また、今回の会場デザインはスウェーデンのクラーソンコイヴィストルーネ(Claesson Koivisto Rune)によるもの。ストックホルムのグッチやルイ・ヴィトン、京都のスフェラ・ビルなど建築や、ベルリンのスウェーデン大使館のインテリアデザインなども手掛ける注目のグループです。
日常とデザインを結ぶ彼女の思考に触れられる貴重な機会となっています。ぜひご覧くださいませ。
展覧会情報
会場: 東京国立近代美術館工芸館
会期: 2018年9月14日(金)-2018年12月9日(日)
開館時間: 10:00 – 17:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日: 月曜日(9月17日、24日、10月8日は開館)、9月18日(火)、9月25日(火)、10月9日(火)
観覧料: 一般600円 大学生400円
講演会
インゲヤード・ローマン氏(出品作家)による講演会
日程: 2018年10月27日(土)
時間: 14:00~15:30(13:30開場)
場所: 東京国立近代美術館本館 地下1階講堂
※申込不要(先着130名)、参加無料(要観覧券)、逐次通訳つき
詳細は » 日本・スウェーデン外交関係樹立150周年 インゲヤード・ローマン展 のページでご確認いただけます。
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