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- ラウカンプー Laukaan puu ピルッカ pirkka パイン材 イルマリ・タピオヴァーラ 1950-60s フィンランド 北欧ビンテージ ~繊細な包容力~
ラウカンプー Laukaan puu ピルッカ pirkka パイン材 イルマリ・タピオヴァーラ 1950-60s フィンランド 北欧ビンテージ ~繊細な包容力~
Laukaan puu
pirkka
家具に限らず多くの名作を生み出した北欧フィンランド。
文化を敬いながらも新しく、本質を損なわないフィンランド発祥のデザインは現代の私たちにも温もりを与えてくれます。
本日はそんなフィンランドが生んだ美しい家具。
考えや本質を捉えながらも新しさを形にした名作です。
繊細な包容力
アルヴァ・アアルトやル・コルビュジエに師事し、ドムスチェアを始めとする数多くの名作を生みだした北欧フィンランドを代表するデザイナー、イルマリ・タピオヴァーラ。
「人々のためのデザイン」をテーマに、戦中戦後の環境下の中で民衆に求められる普遍的な家具を手がけました。
ピルッカはフィンランドデザインが持つ温もりとイルマリの革新的なデザインの融合が生んだ代表的名作。
独特のフォルムながら、どこか温もりを感じさせる佇まいが美しい名シリーズです。
今回入荷したのはダイニングチェアとダイニングテーブル。
後年アルテックが復刻生産を手掛けましたが、こちらは希少なビンテージアイテムです。
発表は1955年。
フィンランドのラウカンプ―社が手がけました。
それも僅か10年ほど。
故に生産数が少なく、希少なアイテムである事がわかります。
1940年代後半、実はイルマリは木ではなくスチールに注目していたそう。
新素材で革新的なデザインの製作に取り掛かっていたイルマリは1950年代、その温もりを思い出したかのようにフィンランドの伝統的な家具から着想を得たデザインをするようになります。
人々の暮らしに当たり前に溶け込み、当たり前に共存する。
フィンランドデザインが持つ温もりとイルマリの革新的なデザインが生んだ名作がピルッカシリーズでした。
背と座、天板にはパイン材。
豊かでぬくもりある杢目の魅力が十分に引き立てられています。
中央で分割された仕様もピルッカの特徴。
美しい左右対称を強調します。
木枝を彷彿させる脚のディティールもピルッカの特徴。
高いデザイン性を持つこの箇所ですが三角形を利用した強度を増強させるための仕組みでもあります。
小振りなサイズ感もピルッカが愛される理由。
限られたスペースでも気持ちよくはまります。
愛らしい佇まいは非常にキャッチー。
しかしながら眺めているだけでも飽きの来ない普遍性を備えます。
これぞフィンランドデザイン。
繊細な包容力とぬくもりを持つ名作です。
pirkka chair
pirkka table
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