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フランスビンテージ French Vintage ダイニングテーブル オールドパイン材 グリーン カントリースタイル ロイズアンティークス Lloyd’s Antiques 取扱い ~ある一つのエシカルなやり方~
Lloyd’s Antiques
French vintage Dinning Table
朝晩はぼちぼち冷え込むものの、ここ数日は日中温かい日が続くようですね。
ちょっと薄着で出掛けてみると、心もどこか軽やかになるよう。寒さや衣服の重さが少なからず負担になっているんだなと気が付いた瞬間でした。
世間では梅や河津桜も花開き、生き物の芽吹きをひしひしと感じるこの季節。
そんな気持ちにぴったりな色合いの、素敵なアイテムが入荷致しました。
是非、最後までお付き合い頂ければ幸いです。
当時物のアイテムから伝わる、作り手の想い
今回ご紹介するのは、ロイズアンティークスで取り扱われていた、フランスビンテージのアイテム。
ヨーロッパで根付いている、親から子へ代々受け継がれた家具を大切にするという習慣を大切に、
古くから使われている家具たちをレストアし、私たちのもとへと届けてくれている人気ブランド。
有名なものから無銘なビンテージまで幅広いアイテムを取り扱っていますが、
ロイズといえばその名前「アンティーク」が表すとおり年月の経過を感じさせるアイテムが鉄板です。
今回はダイニングテーブル。
先ず目を惹くのはそのカラーリング。少しネオンのような蛍光を感じさせるグリーンは現代らしさと上品さを備える発色の良いもの。
少しくすんできたナチュラルな木味との組み合わせは、古い物と新しいものを上手に組み合わるセンスの良さを感じさせます。
テーブルはパイン材が使われたコンパクトなダイニング。
天板は日本の住宅状況では嬉しい幅120×奥行71.5センチ。2人用のダイニングテーブルとしても、ワーキングテーブルとしても使いやすいGoodなサイズ感です。
コンパクトながらも、造りは骨太。
天板は厚さ約3.5センチと中々です。脚部は挽き物と呼ばれる無垢材からろくろで削り出されたもの。
いずれもしっかりとした厚みが取られていますが、前述のカラーリングのせいかそれほど厚ぼったい印象は受けません。
天板の角はしっかりと丸められているのも尖った印象を和らげて、優しい雰囲気にしてくれているのかも知れません。
テーブルの天板にはぎっしりと目の詰まったパイン材が使用されています。
パイン材と言うと、安い家具というイメージを持たれる方が少なくありません。
確かに、パイン材は言い換えるとマツ科の木。針葉樹のマツは生育が早く真っすぐ伸びるためスギなどと同様に昔からヒトに重宝されて来ましたが、柔らかく傷つき易いため、本来家具向きな材料ではありません。
ですがそれは現代では、その「生育が早い」ところにのみ着目した、目が粗く若いパイン材が使われているのが原因の一つでもあります。
昔のアイテムに使われているような、少しずつしか生長できないような寒い地方でゆっくりと育ってきたパイン材は、その弱点を補って余りあるほどの表情を持っています。
サラッとドライなタッチでありながら、触れていると温もりがほのかに残る感触の良さ。
素直に伸びる木目は横切るように撫でると、「タララッ」と気持ちの良いリズムを感じさせてくれます。
特に今回のアイテムは木材の合わせが良く、節目が羽ばたく鳥や蝶のように見える素敵な表情になっています。
モダンな家具であれば傷ついて損なってしまう美観であっても、永く使われたビンテージのパイン材はそれすらも雰囲気に変えてしまいます。
それは、世代を超えて使われる事を想定した「しっかりとしたものづくり」がアイテムの底に流れているから。
ロイズアンティークスが大事にする理念が、その縁を繋げています。
私たちが今生きている時代は情報化社会。全てが目まぐるしいスピードで進み、昔のように木が最良になるまで育てる事さえ難しくなってきています。
今ささやかれる「エシカル」。現在わたしたちは後に続く世代のための選択が求められています。
昔からある「良いもの」を使い、若い木を使う事なく、日々心地良く過ごす。
こんな一つの、エシカルな選択はいかがでしょうか。
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