ラムスによる良いデザイン10ヶ条

 

 

＜BRAUNデザイン＞

1921年、マックス・ブラウンによってラジオ部品の製造会社が設立されたことが始まり。

1932年、ヨーロッパではじめてラジオとレコードプレーヤーの複合機を発売。

この頃には今も使われているBRAUNロゴの原型が完成しています。

1951年、ウルム造形大学に注目し、バウハウスの流れを汲むチームがつくられ、新しい製品ラインを生み出す。

1955年、若きディーター・ラムスの採用により、後のBRAUNブランドを確立していきます。

50年代後期には多くの製品が、MoMAなど一流のパーマネントコレクションに選定され、ラムスとデザインチームは世界的な名声を得ていきます。

その後の60年代、ディートリッヒ・ルブスの加入により、ラムスとの共作も含め、BRAUNのデザインはさらなる進化を遂げます。

 

 

＜革新的である・実用をもたらす・美的である・理解をもたらす・謙虚である・誠実である・長命である

・最終的にディティールへと帰結する・環境への配慮とともにある・可能な限りデザインを抑制する＞

ディーター・ラムスによる良いデザイン10ヶ条　※BRAUN HPより

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

＜デジタルクロック＞

 

BNC010-RC (AM/FMラジオ付き) / BNC008 / BNC008-RC / BNC009 / BNC009-RC　すべて未使用品　※RCは電波時計

 

デジタルクロックはビンテージの復刻こそありませんが、新たに生まれたこのシンプルなデザインはBRAUNを代表する時計のひとつとなっています

 

 

 

＜アラームクロック　ラウンド型＞

BNC001 / BNC012 / BC01 / BC07 / BC12　すべて未使用品

 

BNC001とBC01はラムス指揮の元、ルブスがデザインしたAB5の復刻

 

 

 

＜アラームクロック　スクエア型＞

BNC002 / BNC005 / BNC011 / BC02 / BC02X (ライト付き)　すべて未使用品

 

BNC002とBC02はラムス指揮の元、ルブスがデザインしたAB1の復刻

 

 

 

＜アラームクロック　フラグメンツ コラボ＞

BC03GFU / BC02XGFU / BC02XBFU　すべて未使用品

 

Braun x Fragment Ver.　ブラウンと藤原ヒロシのフラグメントとのコラボレーション時計

2020年に行われた展覧会「LESS, BUT BETTER ディーター・ラムス」での限定販売品

 

 

 

＜リストウォッチ＞

BN0035BKBKG クロノグラフクォーツ / AW10 アナログクォーツ

 

1989年に登場したAW10はラムス指揮の元、ルブスがデザイン　2016年に復刻プロジェクト発表

 

 

 

＜カリキュレーター＞

BNE001BK / BNE001WH / ETS77 (ソーラー)　すべて未使用品

 

 

惜しくも廃番となってしまったBRAUNの電卓

左右の物はラムスとルブスの共作によって生まれた名機、ET55の復刻品　ET55はMoMA収蔵品

1987年に登場したソーラーパネルを有するETS77も二人の作品

 

こぼれ話～iPhone初期の電卓アプリはBRAUNの電卓がモデルになっています

現在のものは違うようですが、ブラックの背景に丸いボタン表示なので、ベースデザインは変わっていません

 

 

 

＜電動シェーバー　ビンテージ＞

Flex Integral 3 / micron 2000 / B11 / S63 standard 25

 

micron 2000はRoland Ullmannによるデザインで1979年に発表

B11はRichard Fischerによるデザインで1969年に発表

 

 

S63 standard 25はGerd Alfred Mullerによるデザインで1965年に発表　コロンとしたフォルムとパッケージデザインが秀逸

 

 

 

＜クロック＆ライター　ビンテージ＞

AB314vsl / phase 3 / AB30sl / mach 2

 

時計は3個ともルブスがデザイン

phase 3が1972年、AB30slが80年代初期、AB314vslが1995年に登場しています

※phase3はヨーロッパのAC電源仕様のため、使用にはアップトランスが必要となります

AB314vslは左上の四角部分が声に反応してアラームが止まります ( BNC005として復刻されているのはそこに手を翳すとアラームが止まる機構となっています)

 

ガスライターのmach 2は1971年に登場　ラムスとFlorian Seiffertによるデザイン

※レバーを押すと青い火花が飛んでいるのは確認しましたが、ガスを充填しての着火テストは出来ておりません

 

 

 

 

 

 

 

BRAUNの製品は一貫した機能主義によって、余計なディティールを廃したミニマルな造形美が魅力です。

今回、入荷したBRAUN製品は近年の物が多くありますが、変わらず受け継がれてきた哲学が表現された物ばかり。

だからこそ、いつまでも私達を魅了し続けるのでしょう。

 

 

 

ディーター・ラムス氏は御年90歳。

後継の者達に多大な影響を及ぼしながら、彼は今も尚、デザインの世界に身を置いているのだから驚くべきことです。

 

アベカワ

 

 

 

※ご紹介したBRAUN製品はインプション各店に振り分けて販売中です。

複数在庫している物もありますが、既に販売済みとなった物もございますのでご了承ください。