Herman Miller
Comprehensive Storage System

私達TOKYO RECYCLE imptionが2010年に東京・世田谷区に小さな1号店「 用賀店 」をオープンしてから早10年。デザイナーズ家具やヴィンテージ家具を多く取り扱うリサイクルショップとして、徐々に地域の方々にもご愛顧頂き、現在インプションは6店舗で展開。家具や家電の販売は勿論、お買取のご依頼も日々増えていき、映画やCM等のリースのお話も多く頂く様になりました。

ミッドセンチュリーのインテリアファンなら誰でも知っているであろうアメリカ・ハーマンミラー社にも、創業当初には無名な時代がありました。そして同社の名前が世界に知れ渡る歴史的な節目の作品もまた・・・。

ネルソンコレクター必見！ハーマンミラーの未来を決めた歴史的名作

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1905年「スターファニチャーカンパニー」という社名で創業し、後1923年にハーマンミラー社として改名した同社。ジョージ・ネルソンがハーマンミラーと関わりをもったのは、その最初のメインデザイナー、ギルバート・ロードを1944年に亡くし、代わりとなる有能なデザインディレクターを探していた時代でした。ジョージ・ネルソンをデザインディレクターを雇った事がターニングポイントとなり、後にシェルチェアでもお馴染みC&R イームズの才能をネルソンが発掘。アメリカを代表する世界的な家具メーカーへと飛躍していきます。

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ネルソンは自身のキャリアについて振り返り、「電撃的なインスピレーション。そして孤独な人間が今まで想像もしなかった事実に気づく瞬間」が幾度もあった事を書き記しています。そのひとつがこちらの” ネルソンCSS “。ネルソンとハーマンミラーを結びつけるきっかけとなった重要な作品です。

当時同社はまだ無名でネルソンに高額な報酬を払う事も厳しい状況でした。しかしながら、ネルソンが1945年にネルソンCSSの原型ともなるストレージウォール（ Storage Wall ）を雑誌「LIFE」に発表し、当時のハーマンミラー社長D・J・ディプリーがその類まれなデザインセンスと同社の未来を確信。社長自らニューヨークに渡り、2度の熱心なオファーによりネルソンはデザインディレクターになる事を承諾しました。そしてネルソンは「 ジョージネルソン＆アソシエイツ 」を設立。ハーマンミラーと共に25年以上に渡り、インテリアデザイン界を牽引してきました。

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壁面収納のデザイナーズ家具というと、一般的にあまりイメージ無いかも知れませんが、ネルソンにとって壁面収納は自身のデザイナー人生を語る上で欠かす事の出来ない重要なジャンル。ネルソンアソシエイツは1956年にもオムニ社というメーカーで「 オムニシステム / OMNI System 」という壁面収納製品を発表しています。ハーマンミラー社より同作が発売されたのは1959年の事、オムニ社の物とコンセプトは似ているものの、ネルソン壁面収納としては最も有名な家具になりました。

シルバー色のスチールフレームと棚板やデスクユニットを組み合わせ、壁面空間と一体となりながら連なるストレージシステムを構成するデザインは、元々建築家としても知られているジョージ・ネルソンならではの緻密に計算された設計。金属素材を使用した無機質な直線構成ながら、清潔感のあるホワイト天板や希少木材チークによる温かみある質感が、心地良い質感対比を演出してくれます。

こちらの入荷商品は48インチワイドの1列。デスクユニットと棚板2枚が付属します。其々は無段階の高さ調整が可能ですので、ユーザーの身長や組み合わせる照明、収納する物のサイズに合わせて変更頂けます。デスクは鍵付きの右抽斗の加え、天板板に薄型の抽斗を2杯装備。散らかりやすい筆記用具を分別収納できる様に仕切りがされています。

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今回の商品のレイアウトの為に祖師ヶ谷大蔵店の壁を追加工事し、USMハラーを始めとするモダン家具と共に、本店1階の一番目立つ展示スペースに設置致しました。

生産が終了したのが1973年。沖縄が返還された年なのでかなり昔です。ヴィンテージとしての年代相応のスレや多少の汚れは見られるものの、抽斗のプラスチック製仕切りの割れ等無く、抽斗の鍵も残っている事から、現存数や状態保存から見ても比較的良好な状態で入荷する事が出来ました！

中古市場でも滅多に流通する事のないジョージ・ネルソンとハーマンミラー社の歴史を象徴する名作中の名作。インプション初入荷となり、ご紹介前に完売してしまいました。高価お買取り対象商品になりますので、お見積ご希望の方は是非フリーダイヤル（0120-987-565）までご連絡下さい！