Herman Miller
Aeron Chair Remasterd

 

 

普段の生活の中にある当たり前の景色の裏側には、長く必要とされる背景と、長く在り続ける理由が潜んでいます。

ただ使うだけでも十分にその良さを感じて頂ける名品。

 

ですが、その歴史を知って頂ければその名品を後世に伝え、使い続ける事に誇りを持つ事ができる。

そんな最強のチェアが今回入荷致しました。

是非ご紹介させて下さい。

 

 

 

 

 

ヒトに必要な姿勢とは?

 

 

 

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アーロンチェア。

インテリアに詳しくはなくともこの姿を見かけた事のある人は多いはず。1994年に発売されたオフィスチェア。

逆に詳しい方ならば既にご存知の方も多く、実際に使われている方も多いのではないのかなと思います。

ビル・スタンフ(Bill stumph)、ドン・チャドウィック(Don Chadwick)の共同によってデザインされた1脚です。

 

 

 

 

 

単なるスチールとは違う、カーボンフレームは冷たすぎる事のないサラッとした触り心地。

うちわのように上方が幅広く取られた背面は肩を安心して受け止めてくれる形となっています。

そのデザインはその他オフィスチェアに埋もれない美しさを持ち、製造開始前からMoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久所蔵品に認定されたとか。

発売前に認定というのが、当時どれだけの話題になったのかを伺わせます。

しかしその人気は見た目だけではなく、とことん突き詰められた機能性にあるのです。

 

 

 

 

 

シートにはペリクルメッシュという素材が貼られています。

アーロンチェアに取り掛かる前段階のお話しとなりますが、2人は高齢者が長時間着座する際に問題となる点、求められる点の調査研究をハーマンミラー社で行っています。

腰掛けると椅子と身体の間にこもる熱。それが大きな問題だとした2人は通気性と強度、体重を分散できる伸縮性を併せ持つこの素材を採用する事でこの大きな問題を解決しました。

 

当時ハーマンミラー社では、パッと見て豪華さがないメッシュではなくレザー張りとするべき、という主張もあったようですが、当時のCEO、J. カーミット・キャンベルらは「デザイナーの意志を尊重する」というジョージ・ネルソンの方針を守り、このままでGOサインを出しました。

これが当時としては革新的な仕様のはじまりであったのです。

 

今でこそオフィスチェアであればメッシュチェア、みたいなイメージですが、その源流であり一つの完成形がこの当時に作られたのです。

 

 

 

 

 

ガスシリンダーによる昇降、前のめりになった際にシートも合わせて傾く前傾チルト、アームレストの高さや角度そしてリマスタードで追加された奥行の調整。リクライニング。

 

そして座っている時だけではない「ヒト」が本来あるべき姿勢を保つためのランバーサポート、ポスチャーフィット。

 

 

 

 

 

ランバーサポートは腰の上、背中が膨らむ手前あたりまでの腰椎(ようつい)を、ポスチャーフィットは腰の骨盤の中心にある仙骨(せんこつ)を支えます。

作業に集中すると無意識に身体に掛かる負荷を軽減し(実際肩こりや腰痛などでお悩みの方も多いはず。)立っている時の理想的な形と言われるS字のカーブを保つことで、健康である事を陰ながらサポートしているのです。

 

身体のパーツごとの体重を徹底的に分散、そして求められる作業の姿勢に適した形へのパーソナライズが可能。

早くも発売から26年が経ちますが、この椅子は他のオフィスチェアが超える事が難しい、高い完成度を保っているのです。

 

 

 

 

 

しかし進化し続けるデザイナーは己を超え、2016年ドン・チャドウィック氏による現在のシーンに合わせ最適化した「リマスタード」が発売されました。

発売当初と同じパーツは使用していないというから驚きです。

 

発売当初、等しいテンションで貼られていたペリクルメッシュは8つのゾーンごとに最適なテンションへと見直され(8Zペリクルと呼ばれています)、ランバーサポートとポスチャーフィットはスッキリとした縦型にまとめられ、名称も仙骨と腰椎のイニシャルを取りポスチャーフィットSLとなっています。

その他レバーの一体化、前述のアームレスト前後調整、フレームデザインの見直し等々。完成当時を超える、熱量が込められた1脚となっています。

 

 

 

 

 

エルゴノミクスに精通し、使う人の事を想いデザインをしたビル・スタンフ氏。

全てに目を配り、失敗やリスクを恐れず実験を続けたドン・チャドウィック氏。

そして彼らが実験的なデザインを出来る場を用意し、推し進めたハーマンミラー社。

3者が共同でデザインを行ったのは1984年から。

 

長い年月をかけて築いた信頼関係と、デザインに思い続けた時間が名品を作るのだとすれば、納得のできる長い時間です。

 

 

 

 

素晴らしいチェアである事は、販売台数750万台という数字が表しています。

中でもリマスタードは近年発売の人気モデル。

昨今のテレワーク事情等もあり早目の完売が見込まれます。

お探しの方は、どうぞこの機会をお見逃しなく。

 

 

 

 

 

 

 

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