AT33
Hans.J.Wegner

 

 

経年で色付いたあたたかみあるチーク材の杢目、どこか軽快でリズムのあるデザイン。

一目見て北欧家具とわかる洗練された佇まい。

今一際経堂店で存在感を放っているのがウェグナーがデザインを手掛けた『AT-33』です。

 

自然界の美しさをそのまま切り取ったかのような確かな存在感と、チーク材とオーク材の奏でるコントラストが息を呑む佇まい。

 

 

 

 

北欧の夜長に紡ぐ物語

 

 

 

 

デザインを手掛けたのは、北欧デザインの父と呼ばれ生涯で500種類以上の椅子をデザインした”Hans J. Wegner ハンス・J・ウェグナー”。

北欧デザイナーで最も有名なデザイナーとして名を馳せ、今もなお世界中の人々を惹きつけてやみません。

そんなウェグナーが1950年代に手掛けたのがこの”AT-33″ソーイングテーブル。

 

 

 

 

 

ソーイングテーブルとはその名の通りお裁縫をするテーブルのこと。

冬の間は、日照時間が3～4時間というデンマークでは、多くの時間を部屋で過ごします。
女性は、キルトや刺繍、編み物といった針仕事を行うのですが、その際に活躍するのが『ソーイングテーブル』。

まさに北欧の文化や気候から生まれた家具でもありますので、
より魅力的なのではないでしょうか？

 

 

 

 

北欧の言葉で『ヒュッゲ』（ほっとくつろげる心地よい時間、またはそんな時間を作り出すこと）という言葉がありますが、それも長く厳しい冬に室内で過ごす時間が多いという状況から生まれ、大切にしてきた考え方らしいです。

きっと当時北欧諸国の女性たちは冬の夜長に糸を縫いお気に入りのテキスタイルに心を躍らせていたのではないでしょうか。

そんな裁縫をするのに十分な収納や機能が完備され、これ一つでお裁縫ができる造りとなっております。

 

 

 

 

簡単に拡張できる天板は、最初垂れ下がったウサギの耳のようになっていて可愛らしいですが、開くとご覧の通りかなり広めのスペースを確保することができます。

これは裁縫だけではなくお仕事やちょっとした作業などにも役立ちそうですね。

 

 

 

 

天板は北欧諸国で昔から家具の材として親しまれ、高級木材の一つにも数えられる”チーク材”。

温かみのある色合いと上品な杢目がとても魅力的です。チーク材は経年により色合いを増し、より良い雰囲気に育っていきます。まさに家具を代々大切にし、共に住まうパートナーとして考える北欧の人々にちょうどいい木材です。

 

 

 

 

アクセントにもなっているちょこんと飛び出た取っ手を引き出すと丁寧に削りだされた小物入れやボビンたて。自分のお気に入りのお裁縫道具を入れれば自分だけの宝箱ができあがりそうです。

ソーイングとして使わない方はステーショナリーやアクセサリ、何かとごちゃつきがちな小物達などを入れるのに重宝しそうですね。

 

 

 

 

布や毛糸などを収納しておく籠。

北欧の様々な色がちりばめられたファブリックや温かみ溢れる毛糸などを入れたら開けた瞬間に幸せが広がりそう。

そして注目なのが半世紀以上経過しているとは思えない状態の良さ。

さぞ大切に使っていた事が伺い知れます。

 

 

 

 

気持ちを繕う、時間を繕う、人と人を繕う、色々なことが縫い合わさって、あらゆるカタチが想像されていく・・・

そんな幾度となく北欧の夜長で物語を紡いできたと思われるウェグナーのソーイングテーブル。

 

見た目のキュートさからソーイングという名前に捕らわれず自由な使い方を楽しまれている方が多いのもこのＡＴ33です。
サイドテーブルや飾りテーブルなどの空間演出に使っても良し、コーヒーテーブルや作業台に使用しても良いオケージョナルテーブルとなっております。

天板は贅沢なチーク無垢材、脚部は木目が引き立つオーク材が使用され、チーク×オークのコントラストが大変美しい逸品。
細かなディティールの随所まで行き届いた丁寧な造りが名作と呼ばれる完成度の高さを物語っています。

さすがウェグナーの作品といったところでしょうか。
一度見たら虜になる美しさを放っています。

是非一度見に来てほしい逸品です。

 

 

 

 

 

—————–　SPEC　—————–

 

 

 

Item number:SD07-87

Size: W66.5(天板伸116.5) × D58 × H59.8 cm

Price: ￥280,000–

 

 

 

詳しい画像やコンディションは

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