habitat

Elephant Stool

 

 

国内外の老若男女問わず、当時から強い人気を博しているミッドセンチュリーデザイン。

 

 

日本でも、”剣持勇”、”渡辺力”、”イサム・ノグチ”、”岡本太郎”など、著名なデザイナーが多くいますが、その中でも日本のデザイン界を牽引してきたとも言えるミッドセンチュリーの巨匠、“柳 宗理”。

 

 

インテリアに詳しくない方でもその名前を一度は耳にした事があるのではないでしょうか。

 

 

本日は日本が世界に誇るデザイナー、柳宗理が手掛けた名作スツールをご紹介させて頂きます。

 

 

 

用の美を極めたスツール

 

 

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1915年に東京の原宿で、民芸運動を起こした思想家 “ 柳宗悦 (やなぎむねよし) ”の長男として生まれた“柳宗理”。

 

 

父の柳宗悦は、当時あまり注目されていなかった日用品に美的価値を見出そうとして“民芸運動”をはじめた創始者です。

 

 

 

柳宗理は1950~60年代の戦後復興期から高度経済成長期にかけて最も日本のモダンデザイン、ミッドセンチュリーデザインを支えたインダストリアルデザイナーと言われています。

 

 

19歳の頃に東京美術学校洋画科(現在の東京美術大学)に入学、バウハウスで日本人として初めて学んだ人物、“水谷武彦”の講義を受け、偉大なデザイナー“ル・コルビュジエ”の存在を知り、デザインに関心を持つようになったそうです。

 

 

25歳で東京美術学校を卒業した柳宗理は、輸出工芸の指導官として来日していた、フランスの建築家兼デザイナーであるシャルロット・ペリアンの日本視察に同行、柳宗理はシャルロット・ペリアンのアシスタントとして活躍しながら1年以上も日本の各地で伝統工芸を学び、民芸への関心がより一層高まる機会を得ました。

 

 

 

 

また、柳宗理について話すうえで外せないのが、彼の父であり民芸運動の創始者である、柳宗悦が唱えた「用の美」という価値観です。

 

 

「用の美」とは、道具は使われてこそは美しいという考えで、丹精込めて造られた使い勝手の良い道具は、それ自体が美しいだけでなく、使い心地と機能美を合わせて持っているという事だそう。

 

 

シンプルな形の中にも、使う人の心を暖かくするようなデザインは、彼が主張する「用の美」そのものであるとも言えます。

 

 

 

 

今回ご紹介するのはまるっとした形が可愛らしい“エレファントスツール”、ユニークなフォルムが、象の鼻と脚のように見えることから、別名「象脚スツール」とも呼ばれていました。

 

 

柳宗理が自分のアトリエで使用するためにデザインし、工作用椅子として1954年に発表され、1960年にミラノ・トリエンナーレに出展、1970年には大阪万博のパビリオンで使用された“エレファントスツール”。

 

 

狭いアトリエ内でも使いやすいように、軽量でコンパクトにスタッキング出来るデザインになっていることから、当時はエレファントスツールという名称ではなく、「スタッキングスツール」という名称で呼ばれていたそうです。

 

 

 

 

当初は、日本の家具メーカー “コトブキ Kotobuki” が1954年からFRP製のエレファントスツールの製造・販売を行っていましたが、程無くして生産終了に。

 

その後、2000年~2002年の間にイギリスの家具メーカー“habitat ハビタ”にて「yanagi stool(ヤナギスツール)」という名称で一時的に復刻しました。

 

2度の廃番の後、デザイン誕生から50年を迎えた2004年にスイスの家具メーカー“Vitra ヴィトラ”からポリプロピレン素材で再び復刻します。

 

 

今回ご紹介したエレファントスツールは、イギリスのハビタ社で、2000年から2002年の僅か2年間のみ復刻された希少なものになります。

 

 

 

 

丸みを帯びた優しいフォルムや、シート部分と脚部が一体型になったオブジェのような美しい造形、機能的な構造は、そのモダンな中にもどことなく日本らしい雰囲気を感じます。

 

 

日本のインダストリアルデザイン史を語る上では欠かせない歴史的な一脚。

 

 

現代の「 用の美 」の精神が注ぎ込まれたロングライフデザインのスツール、是非この機会にいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

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