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ノル Knoll ビンテージ サイドテーブル ラウンドトップ エーロ・サーリネン Eero Saarinen ノール ミッドセンチュリー ~デザイン的融合~
![](/archives/wp-content/uploads/2022/03/0321-blog.jpg)
Knoll
Side table
戦争の終焉や新素材の開発、異文化の流入により大きな変動が起きたミッドセンチュリー期のアメリカ。
家具などのプロダクトデザインにも大きな影響をもたらし数々の名作が生まれました。
軽やかで今までにないデザインはそのフォルムに反し様々な困難を乗り越えた努力と研究の結晶でもあります。
本日はミッドセンチュリーを代表する名作を紹介させて頂きます。
デザイン的融合
今回ご紹介させて頂くのは20世紀モダンデザインを体現する家具ブランド“ノル Knoll”が手掛けるサイドテーブル。
シンプルな造形ながどこか漂う力強さと説得力。
名作チューリップチェア同様圧倒的な存在感を放つ歴史的名プロダクトです。
滑らかなフォルムのシェルから延びる一本の脚。
脚部は地面に向かい柔らかく広がり、まるで重力に負けて溶け出している様。
この印象的で優雅なデザインを手掛けたのは、建築家でありプロダクトデザイナーである、巨匠エーロ・サーリネン。
床から伸びる脚と天板で構成されたデザインはただ美しいだけではなく、完璧なフォルムに伴う革命的なデザインでした。
一本脚で自立する。
デザイン概念を覆す発明はここにあります。
世界初の試みと言われる一本脚は従来の椅子やテーブルの脚によるテーブル下の混乱状態を解決する為だったのです。
サーリネンはこの脚の研究に5年という歳月を費やしたそう。
彼はこの研究により、家具周辺の空間をもデザインして見せました。
オブジェのようなフォルムからスペースエイジの代表格としても知られるサーリネンのデザイン。
スクリーンにも度々登場していることもありその印象が強いアイテムですが、意外にも様々なテイストにも馴染みが良かったりします。
その馴染みの良さこそ、サーリネンが研究に費やした年月と実用性を叶えた上でのデザインの素晴らしさの賜物なのかもしれません。
ミッドセンチュリーを語る上では外せない名作が入荷致しました。
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