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ナショナル パナソニック クーガー №7 National panasonic COUGAR トランジスタ ラジオ 3バンド RF-877 ~ 漫画『20世紀少年』の世界観を共有できるプロダクト
![](/archives/wp-content/uploads/2021/05/0511blog-e1620717206971.jpg)
National panasonic
COUGAR No.7 Transistor Radio
1975年/昭和50年に発売されたナショナルのCOUGAR No.07、3バンド対応トランジスタラジオです。第二次大戦終盤から短波放送を使った米軍のプロパガンダから始まり、60年代から70年代にかけて、日本でも空前のBCLブームになり、海外の放送局が日本語を使った放送や海外の言語放送を聞く事が流行りました。
今でこそ衛星放送やインターネットがありますが、当時は地上波のテレビでさえまともに映らない地域もあり、こういった放送は貴重な情報源(笑)。今でいうところのスマートフォンといったところでしょうか。それでは当時を思い出したり、想像したりしながらゆっくりお楽しみくださいませ。
70年の日本万国博覧会と同世代のアイテム
漫画『20世紀少年』にも登場した、高度経済成長を遂げる日本を象徴する大阪で行われた日本万博博覧会と同世代のラジオ。ノスタルジックでまだまだ日本でも地域格差も激しく、テレビ放送の受信感度も安定しない地域があった時代です。その点ラジオは広範囲に電波を飛ばせるので、ラジオが生活に根差した貴重な情報源だったのだと思います。
クーガーNo.7の大きな特徴はジャイロアンテナと呼ばれる、レーダーアンテナのようなユニークなギミック。それに倣うように軍用レーダーのようなチューナーのグラフィック。
筐体も軍用の通信機を模倣したようなごついディテール、ケンヂの秘密基地にあっても遜色のない逸品。
機能は、3バンド(FM・短波・AM)となります。現在ではあまり短波放送をお聞きになる方は少ないと思いますが、TRYしてみるとチューニングの不安定さが面白いですよ。
その他のFMとAMは問題なく視聴可能です。
その他バッテリーの残量系と感度が一体となった計器や、ラウドネス機能や視聴する目的によって聞き取りやすいトーンに調整できるツマミなど、とてもユニークで現在からみても新鮮な機能。
当時このクーガーNO.07発売後、数年で後継機が生まれジャイロアンテナからスカイセンサーというアンテナに変更されてNo.7は一瞬の人気だったようですが、このコンパクトな筐体と高性能な受信感度を持ったクーガーは希少です。
60年代や70年代のまさに20世紀少年的な小さなインテリアアイテム。デザイン物のこういった懐古主義的なプロダクトは、海外のデザインですとブリオンベガのラジオやテレビが大変人気です。こういったローテクノロジーで高いコストパフォーマンスを発揮する古き良き時代のアイテムが注目を集めています。
飾りながら楽しむも良し、勢い余って分解し構造解析するのも面白い趣味になるかもしれません。小さな機械ですが、ノスタルジーや好景気に沸いた昔の日本を知る希少な歴史的プロダクトだと私は思います。
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