DREXEL HERITAGE
Profile Writing Bureau Chest

永く大切に受け継がれていく家具とそうではない家具とがあるみたいです。もちろん造りの良し悪しなどもあるかと思いますが、何十年経っても残っていく家具というのは、やはり持ち主の方がその家具を気に入り、愛着があるからこそしっかりとお手入れをし、ビンテージの古い家具でも現在まで残っているのだと思います。永く使いたい。子供たちに受け継いでもらいたい。この家具の良さを分かる人に使ってもらいたい。そう思う人達がいるからこそ、良質なビンテージのアイテムに私たちは出会うことが出来ます。

そして本日ご紹介するのはUS高級家具の代表格・ドレクセル ヘリテイジ / DREXEL HERITAGE より、「プロファイル / Profile 」ライティングビューロー チェストのご紹介です。

ジュエリーデザイナーが手掛ける、ちょっと可愛いドレクセル。

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一目見た時、このライティングチェストがドレクセルのものだとは思いませんでした。1903年創業のドレクセル社は1930年代から自社デザイナーを雇いデザインに力を入れます。さらには家具デザインを社外デザイナーに依頼し、ドレクセルとデザイナーとのコラボレーション家具なども発表しています。。私の感覚で言うとドレクセルの家具といえば高級感と重厚感、そしてどこか男性的な力強さを感じるイメージでした。でもこのドレクセルはちょっと違います。プロファイル / Profileと名付けられらこの可愛らしいシリーズ。デザインを手掛けたのはカナダに生まれのデザイナー・John Van Koertという人物です。

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シルバーの上品な取っ手のデザインと尖った持ち手が特徴的なプロファイルシリーズ。デザイナーのJohn Van Koertはジュエリーデザイナーでもあった為、今までのドレクセルの家具には無かった流線的で柔らかい印象の家具を生み出しました。上段・下段ともに違うデザインの取っ手を使用し、その取っ手のデザインは曲線を描き、流れるような柔らかそうなフォルムをしています。その上品な造形は女性らしい優しく柔らかな雰囲気を感じさせてくれています。また、側板からそのまま脚が伸びており側板と脚部が一体になっているのも特徴的です。

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もちろん機能にも申し分無く、上段の真ん中には小引き出しが2杯と両サイドにオープンスペースを備えています。開いた扉はテーブル代わりとなり、書き物なども出来るライティングデスクとしお使い頂けます。

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細かな小物の収納が出来るのも便利ですし、サイドの収納に備えられたスライドトレーは手前に引き出すことができ、A4用紙も楽に収まるサイズ感ですので書類などを入れておくにはピッタリだと思います。

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下段のドロワーを開けた時の姿も美しいです。なんだか良い家具というのはそこにあるだけでも絵になりますし、実際に使って物を収納したりするのも楽しくなりそう。美しい金属の取っ手が太陽の光を浴びて温かくも優しい表情を見せてくれます。

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1956年に発表されたプロファイル / Profileシリーズ。今からおおよそ60年前のビンテージのお品物となります。多少の傷や汚れなどはありますが、ビンテージ品ならではの良い風合いを感じます。日本での流通も少なく、特にこのライティングチェスト仕様のプロファイルはなかなかお目にかかれないと思います。John Van Koertというデザイナーの金属に対する高いセンスが見事に木製の家具に融合した大変美しいお品物となります。・・・と、ご紹介させて頂きましたが、このブログを書き終えるちょっと前にお品物を見に来られたお客様にてSOLD OUTとなってしまいました！！ このお品物の良さを分かって頂きありがとうございました！！