DREXEL HERITAGE
FRANCESCA  Cocktail Table

 

 

学芸大学店そばには小さな公園があるのですが、そこにある銅像は時おり可愛らしいアイテムで飾られています。

少し前はざっくりとしたニット帽。最近になっては花冠が頭に載っていました。いったい誰がそんな粋な事をしているのかが気になるこの頃です。

 

本日のご紹介はゆったりとした時間を過ごす際には欠かせない、ローテーブル。

贅沢な一品をお探しの方は、是非一度ご覧くださいませ。

 

 

 

何のためにエネルギーを注ぐのか

 

 

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今回のご紹介はアメリカらしいアイテムを届けてくれるファニチャーメーカー、ドレクセルヘリテイジのローテーブル。

 

アメリカはご存じの通り多く人種の人々が暮らす多様性の国。様々な軋轢の歴史を持ちながらも、アメリカンドリームと呼ばれる、実力やアイデア次第で一攫千金をかなえるチャンスのある合理性と夢の国です。

 

 

 

 

 

 

1776年に独立宣言から数えるとおよそ250年弱と、その規模からすると歴史の浅い国。暮らし方のスタイルは入植した人々による文化がベースにあるものの、大多数にはなりにくい人種のるつぼ。そのためにアメリカ人に共通する考え方として、何につけても行動に対する分かりやすい成果や効果を求める成果至上主義があるのではないかと思います。

 

そんなアメリカ発である今回のテーブル。ちょっと見てみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

一見するととてもエレガントなテーブル。ガラストップなので透け感があり、重苦しさを感じる事はありません。

幅132×奥行き82センチのダイニングテーブルにも匹敵するサイズ感ですが、先ほどのガラス効果とゆったりとした楕円の柔らかさもありとても軽やかです。

 

ガラスの天板は厚さ約2センチ。たっぷりとした厚みがあるので繊細な印象は無く、安心してお使いいただけます。

また天板は側面から見ると中心に向けて波を打つように面取りが施されています。手で触った際のあたりが良いだけではなく、透き通る光にグラデーションが生まれてアクセントになる厚さを活かしたディティールです。

 

 

 

 

 

 

変わってフレームはマホガニーを主材とした贅沢なもの。同じく高級木材であるウォールナットが割合ドライな光沢なのに対してマホガニーはウイスキーのような液体を連想させる輝き。

程よくある色ムラによって、年月によって陰影を重ねた魅力ある大人のような深さを感じさせてくれます。

 

弦楽器のf字孔のような形のパーツによって4つの柱が繋がれています。繋がれた柱は静かな美しさを感じさせる彫刻のよう。よくヨーロッパビンテージに見られる猫脚といった3次元的曲面が見られないのが逆にアメリカらしさを感じさせます。まるで「機能に影響を及ぼす装飾はいらない」と言っているようです。

 

 

 

 

 

 

薄いガラステーブルは安心して使えない。ガラスの角は危ない、強すぎる荷重は根本に強い負担になる猫脚。そんな使う側にマイナスとなる所をとことん排除しながらも、見た目に美しさを感じさせるディティールには手を抜かないドレクセルヘリテイジ。

 

上質な2センチ厚のガラスを面取りして、多くのパーツは削り出し。塗装にかけられる工程数はなんと25。割り切るポイントが潔すぎると感じるのは私だけでしょうか。

 

 

 

 

 

このテーブルにはカクテルテーブルという名称がつけられています。ソファやラウンジチェアを挟んで、団らんするために作られたテーブル。見るからにクラスの高さを感じられるフォルムにくつろぐ人々は贅沢を感じる事が出来るでしょう。参考価格は手間暇が掛けられていると知ると納得の50万円オーバーですが、リユースならではの価格でご提供です。

 

使う人が気兼ねなくくつろげるために考え抜かれた形。エレガントでありながらお国柄を感じられる素敵なテーブルです。お探しの方は、どうぞこの機会にお求めくださいませ。