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トーネット THONET ビンテージ フォールディング ベントウッドチェア B-751 ミハエル・トーネット ~ トーネットの椅子は原点にして頂点 ~
THONET
B-751 Vintage folding chair
丈夫で軽い家具を目指し、パーツ毎に運べて組み立てられる家具、そして荷姿をコンパクトにし物流をも可能にしたミハエル・トーネット。デザイナー兼実業家として頭角を現し、ベントウッド(曲げ木)を生み出した発明者でもある彼は、トーネット社の創業者となります。
木を蒸して柔らかくしてから曲げる曲木の技法を発明し、工場を持ち大量生産に成功した偉人でもあります。後にこの技術は海を渡り日本の秋田木工にも受け継がれていきます。そうした日本との巡りあわせも趣きのあるエピソード。今回のチェアは希少なアイテムとなりますので、お見逃しなく。
トーネットの椅子は原点にして頂点
トーネット社の代表作はなんと言ってもNo.14のチェアで、皆さんも何処かで見かけたりした事があるはずですが、折り畳んで持ち運べるチェアとしてはこのB-751と言われる椅子が最もメジャーな存在です。
現代では折畳椅子はどこにでもある椅子ですが、1930年当時としてはとても奇抜で革新的な考え方だったのではないでしょうか。椅子や家具を納入する事自体、列車を使い人員を配置して運び入れていた時代ですので、折り畳んで持ち運ぶという発想が既に想定外だったことでしょう。
トーネットは前述のように、木材を蒸して柔らかくしてから金型に入れて曲げる工法を編み出し、エレガントな形状を作り出し軽量で堅牢な家具として世に広まっていきます。
こちらのチェアはベースとなるバックレストを含むフレームにやや太いベントウッドを用いて、後脚はすっとしたスレンダーなデザイン。
シートはフレームを曲木、シートトップを合板による軽量化され、中央には座繰りも施され座った時の収まりの良さは抜群です。
重さはなんと約3.15kg!!。2Lのペットボトル1本半の重さです。もはや芸術的などほ軽量でどこへでも移動して使う事ができるチェア。
年代や希少性からいってもアンティークといえる程珍しいトーネット社のB-751。そしてまだまだ現役で活躍できる強度を持っている事も、トーネットの真骨頂を体感でき、世界で愛用される理由も理解できるかと思います。
現代では、このB-751をモチーフにしたチェアが沢山販売されています、その事実こそこのチェアの良さの証明となります。是非お見逃しなく。
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