TECTA
K22 SIDE TABLE

 

 

巷では早めの梅雨が来たなどと言われたりもしますが、落ち着かない天気が続きます。

先日は気温が低いのに湿度が高く、肌寒いのに汗がかけないような身体がしんどい お日柄でした。

今日はありがたい事に、カラッと吹く風も気持ち良いお天気です。

 

やってくる一日一日は日々異なりますが、身の回りを整えている事で少しずつ暮らしを心地よくする事が出来る。

本日はそんな暮らしに寄り添う、隠れた名品のご紹介です。

宜しければ最後までお付き合いください。

 

 

美しさに魅入られた者

 

 

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テクタ。ドイツに存在するファニチャーメーカーの一つです。

 

家具やインテリアのアイテムに於いては北欧諸国のクラフトマンシップ溢れるアイテム、イタリアの鮮烈で華やかなアイテムと感じられるお国柄が魅力の一つですが、ドイツは言うならば精緻(せいち)さを感じられる事が魅力の一つ。

 

素敵なアイテムは軒並み美しさをその中に持っていますが、パーツ一つからも凛とした美しさが感じられるのは、ドイツの実直な人柄そしてお国柄と言えると思います。

 

 

 

 

 

今回のアイテムもその例に漏れません。テクタは現在多くの人が使用している美しくモダンなアイテムにおける、パイプ(鋼管)フレームの家具普及に大きく寄与しています。

 

テクタのファニチャーメーカーとしての在り方を定めた重要人物、アクセル・ブロッホイザー氏(以下敬称略)。ブロッホイザーは東ドイツで家具を製造する会社を経営する父の元に生まれましたが、最初は彫刻家を目指して勉強していたそうです。

 

活動資金にするため籐編みの椅子を作って売った事が家具に興味を持ったきっかけというエピソードこそありますが、あくまで生活に近しい存在であった家具づくりはモダンデザインとの出会いで大きく変わってゆきます。

 

 

 

 

 

 

 

建築を最終目標に美しさの理由を探り、多くの美の学徒にそれを伝えた教育機関、バウハウス。初代校長ウォルター・グロピウスを中心に建造されたデッサウの学舎やヘルベルト・バイヤーによる大文字小文字のない画期的な字体ユニバーサル、ヨハネス・イッテンらによる優れた色彩理論と今に多くの足跡が残るモダンデザインの殿堂。

 

それらのアイテムに衝撃を受けたブロッホイザーは、時代情勢から国を追われながらも1972年にテクタを工場ごと譲り受け、バウハウスのアイテムを復刻する許諾を得てゆきます。

 

カンチレバー構造のミース・ファン・デル・ローエによる42シリーズチェアや、マルセル・ブロイヤーのワシリーチェアが現在でも手に入るのは、とても嬉しい事ですね。

 

 

 

 

 

 

そんなブロッホイザー自身がデザインを手掛けた今回のアイテム、K22シリーズのサイドテーブル。

 

バウハウスに在学こそ叶いませんでしたが、その精神をしっかりと受け継いだ事が感じられるアイテムです。

 

 

 

 

 

 

天板は丸みの感じられる三角形ですが、いずれの辺も異なるカーブを描いています。

 

テーブルを使う側には杢目に沿った柔らかな辺、その両端にはより丸みの強い辺、ストレート寄りで印象を引き締める辺と異なる趣。

 

先日祖師谷大蔵店に入荷したK21もそうでしたが、アイテムごとに必要な要素を無視せずに考察を重ねた事が分かる形です。

 

 

 

 

 

 

 

 

高さは質量感のある真鍮製のストッパーを回す事で、46~76センチに無段階で調節が可能。天板のアクセントになっている取手を使えばスムーズに引き上げられます。ソファからラウンジチェア、ダイニングチェアやタスクチェアまで幅広く対応出来る振り幅が魅力的ですね。

 

低くフラットに伸びる脚部はソファや椅子の隙間に差し込めるので、手もとに引き寄せたい時にありがたいディティール。

 

ノートパソコンくらいなら問題なく置けるサイズ感なのでカフェや読書タイムのほか、ちょっと作業なんて時にも便利です。

 

 

 

 

 

 

このテーブルはアメリカを代表する彫刻家アレキサンダー・カルダーのモビールに着想を得てデザインされたと言われています。

 

モダンデザインが興隆した20世紀初めから、それまでになかった「動く彫刻」で一世を風靡したカルダー。テグスや針金、ワイヤー等で吊られたエレメントが、その場の空気や天候、動力によって自らその形を変えてゆく魅力は、彫刻家を志していた「美の信奉者」にはさぞ大きく響いた事でしょう。

 

その着想はモビールのような絶妙な緊張感のあるフォルムにつながり、使う人が感じる不思議な魅力へと変換されています。

 

 

 

 

 

形態は機能に従う、という言葉はアメリカの建築家ルイス・ヘンリー・サリヴァンによるものですが、技術の進歩によってより強靭なフレームが作られるようになり建築を始めインテリアにもその影響が現れました。

 

伝統に縛られず、必要な機能を見極めて、多くの人が手にとれるようにつくられたモダンデザインのアイテム。

 

便利に使えるだけと思いきや、その美しさにも納得できる理由が詰まっていました。

 

すこしずつ変わってゆく環境に、頑張れと少し背中を押してくれるようなサイドテーブル。お探しの方はこの機会にいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

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