Japan Vintage
Teak Wood Cupboard

 

 

「しとしとぴっちゃん・・・」と思わず口ずさんでしまった今日は雨。

光量も少ないので、落ち着いた気持ちの人も、逆に気持ちが落ち込んでしまう人もいるかもしれませんね。

 

先程、学校帰りの小学生3人組が店の前を通り掛かったのですが、

3人がみんな傘をひっくり返して(突風にあおられて変形する、あの形です)、雨粒を溜めながら帰っていました。

 

雨を楽しめるのは一つの才能ですね。当たり前になってしまったどこかに、今でもワクワク出来る何かが潜んでいるかもしれない。それに気づく事の出来る大人でありたい今日この頃です。

 

今回のご紹介は、昔から引き継がれてきた日本の宝物。

宜しければ最後までお付き合い下さい。

 

 

 

 

似て非なる魅力

 

 

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今回のご紹介はジャパンビンテージのカップボード。

その素材にチーク材が用いられているものになります。

 

 

 

 

 

チーク材は、インテリアのアイテムでとても人気のある木材です。堅く、豊富な油分を持つこの木材は虫や水にも強いため、船舶の材などに昔から用いられてきました。(エリザベス2号やオリエント急行、あのタイタニック号にも使用されていたようです)

 

しかし、堅牢な材であるという事はその分加工に手間が掛かる為、それに適したノコギリが作られるまではごく限られたところで用いられていたようです。

 

 

 

 

 

時代は過ぎて20世紀半ば。

 

デザインの力で生活レベルの向上を図ったデンマークら北欧諸国の取り組みが実を結び、アルネ・ヤコブセンやフィン・ユール、ハンス・J・ウェグナーら歴史に残るデザイナー達が活躍した時代に、チーク材を使用したアイテムを発表し人気を博します。

 

 

 

 

 

 

独特の光沢を持ち、その油分もあってしっとりとした触り心地。

経年の変化も素晴らしく、徐々に深く焦がした飴のような色味に変化する木材は、ビンテージになるような造りの良いアイテムにピッタリ。お好きな方が多いのも納得できる良材です。

 

日本家具にも北欧×チーク材の人気の波は訪れ、主に1970年代からチーク材を使用した国産家具が登場します。

主に百貨店で注文されたそのアイテムは高い品質を持ち、その人気を裏で支えた日田工芸や青林製作所といった木工企業は現在でも高い人気を誇ります。

 

 

 

 

 

 

 

今回のカップボードもその例に漏れない高度な作り込み。

 

戸板のフレ―ムには無垢材が使われ、縦のラインはまるで細い柱が立っているかのように綺麗に並んでいます。

取っ手の刳りこみや真鍮色の金具も、その印象を邪魔しないよう丁寧に仕上げられているのが伺えます。

 

 

 

 

 

収納は左側に2枚扉、右が1枚扉という作りですが、美しいバランスで並んでいるのでひとつながりのように見えます。

棚板は上段に4枚、下段に2枚。ダボの位置を変える事によって6センチ間隔で調整も可能なので、大量の収納と綺麗なディスプレイを両立する優れたアイテムです。

 

 

 

 

 

 

個人的に面白いのは、先程の2枚扉と1枚扉のつなぎ目。仕切りの板は共有して使われているので、ネジのダボ穴を除くと、レンコンの孔のように見通しが良くなっているところ(笑)

そして昭和家具の代表的なディティール、丸筒のマグネット。引き扉はねじれが出やすい場所ですが、上下に一つずつ付いているため長期の使用を考えた工夫が感じられます。

 

 

 

 

 

欧米に追い付け追い越せで懸命だった昭和。木と長い付き合いがあり日本人の丁寧さを活かせる家具は、同じアイテムでも繊細さが先立つ北欧家具とはひと味違った魅力になっています。

 

環境や自然資源への配慮もあり現在入手が難しいチーク材。たっぷりとした材料を必要とする食器棚で、その雰囲気を楽しめるのはビンテージならではです。

 

同じものでの入荷が見込めない、日本の宝もの。気になる方は、この機会にいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

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