Jentique
Gateleg Dining Table

合理性や機能性を優先した大量生産向けの家具が溢れる現代。

反対に、デザイナーや製作者が丹精を込めて作りあげる他に替えが利かない一点モノのビンテージ。

全部が全部この2つに当てはまるわけではないですが、良くも悪くも現代の新しい家具は「便利」で古いビンテージ家具は「不便」というイメージを持っている方も少なくないと思います。

ビンテージは、昔ながらのアナログな仕掛けだったり、経年による不具合だったりがありながらも、その「不便さを楽しむ」ところが大きな魅力の一つですよね。

ところが、そんなビンテージ家具の中にも現代のライフスタイルに合った機能的で便利な家具が存在します。

今回は3wayで使えるUKビンテージのゲートレッグテーブルのご紹介です。是非最後までお付き合い下さいませ。

ビンテージ家具＝不便？それとも便利？

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こちらは、英国ミッドセンチュリーを代表する家具メーカー” Jentique（ジェンティーク）”社によるビンテージのゲートレッグテーブルです。

G-PLANやMcIntoshよりは国内の認知度が低い同社ですが、ミッドセンチュリー家具好きの中ではじわじわ人気を高めている注目のメーカーなんだとか。

他社と決定的に違う点は、創業者であるGeoffrey Bowman Jenkins （ジェフリー・ボウマン・ジェンキンス）氏がなんと元玩具職人であったところ。

1930年に夫婦で家具作りを始め、遊びや仕掛けのある面白いアイディアを活かした家具づくりが独特の魅力となりました。

1960～70年代に世界的規模で大流行した北欧デザインの流れを汲んだこちらのテーブルは、王道とも言える美しいチーク材とスッキリした脚部の堂々とした佇まいに惹きつけられますね。

また本国イギリスのテーブルに多く見られるバタフライ式の天板と門のように回転して開くゲートレッグの脚部も大きな特徴です。

折りたたみ式テーブルの一種であるゲートレッグテーブルは、幕板に仕舞われていた脚を回転して開き、垂れ下がっているバタフライ天板を持ち上げて支える仕組みとなっています。

一度拡張の仕方を覚えてしまえば、一人でも片側ずつ持ち上げて固定できる簡単な構造です。

テーブル一つとっても拡張や伸長、昇降式と様々な種類があり、中には複雑な構造をしていたり二人いないと出来かったりするものもありますが、これなら安心ですね。

冒頭でお話しした3wayとは・・・

①天板を全て広げてダイニングテーブルとして。W144cmは4人で使用するのにちょうど良いサイズです。

②天板を片側だけ広げてコンパクトなダイニングテーブルもしくはデスクとして。壁に寄せることでダイニングスペースをコンパクトに収めることが出来ます。普段は2人で使用し、お客さんなど人数が増えても対応できる所が嬉しいポイント！

③天板を全て畳み壁際に寄せることでコンソールテーブルとして。ディスプレイ用にお好きなオブジェや雑貨などを飾ることだって出来ます。ダイニングテーブルとして使用しない際に邪魔にならないのもバタフライ式ならではのメリットですね。

シンプルな機能で使いやすいテーブルであることは分かったものの、やっぱり探してしまうのがそのメーカーらしさ。

交差する角柱状のゲートレッグとは違い、曲線状に削られた脚の中央部。直線と曲線の対比が美しく、デザインのアクセントになってくれています。

こういった細部に散りばめられたさりげないデザインに製作者のこだわりが感じられ、そこにユニークさや愛嬌が隠されているような気がします。

ご家庭で普段使いをしながら、他に替えが利かない一点モノのビンテージを楽しむことのできるテーブル。

いかがでしたか？

ビンテージ家具といっても見た目や雰囲気を楽しむものだけでなく、新しいものがどんどん生まれる今見ても驚くような機能や実用性を兼ね備えた便利なものが沢山存在するのです。

今までサイドボードなど収納家具の取り扱いはあったものの、テーブルは今回が初めての入荷となります。是非この機会をお見逃しなく。