- Top >
- SHOP BLOG
- >
- BLOG-学芸大学店
- >
- シュタイナー Steiner トノーチェア Tonneau Chair ピエール・ガーリッシュ Pierre Guarich プライウッド ~家具の域を超えた芸術品~
シュタイナー Steiner トノーチェア Tonneau Chair ピエール・ガーリッシュ Pierre Guarich プライウッド ~家具の域を超えた芸術品~
Steiner
Tonneau Chair
こんにちは。タロウです。
人生を変えるような”衝撃的”な出会いの瞬間。皆さんはございますか?
私が1番印象に残っている”衝撃”は高校生の頃にTVで見たエレファントカシマシ。これをきっかけに音楽にのめり込む事になりました。
その他にも「ロード・オブ・ドッグタウン」のヒース・レジャーや全身古着を着た「THE STROKES」も初めて見た時の”衝撃”は今でも忘れられません。
趣味の範疇ではありますが、その後の人生で出会う人たちや仲良くなる人達が大きく変わったのは間違いのない事実。
本日ご紹介する、「ピエール・ガーリッシュ」もそんな”衝撃”を受けたひとり。
家具の域を超えた芸術品
ピエール・ガーリッシュ(1926-1995)はフランスのミッドセンチュリーを牽引したデザイナー、建築家です。
ガーリッシュは1956年、ル・コルビジェによるmaison de la cultureのインテリアを担当するなど、フレンチミッドセンチュリーにおいて当時を代表するデザイナーの一人です。
近年では『カーサ ブルータス』の表紙を飾ったりと様々なメディアで見かける事も多く、ますます評価が高まっています。
本日ご紹介するのはピエール・ガーリッシュが1954年にデザインしフランスでは初めてプライウッド(成形合板)を用いた椅子として知られている”トノーチェア”
トノー(tonneau)はフランス語でバレル(樽)の意。正面から見た座面のフォルムが中間に膨らみのある樽のようにのよう見えるところからトノーチェアと呼ばれています。
厚さ4.8mmの非常に薄い1枚のプライウッドとスチールレッグというシンプルでデザインながら1度見たら忘れられない、存在感のあるフォルム。
個人的には斜め45度正面から見た時の表情が1番好きです。
デザインのアイコンである座面奥のホール部分が、通常の椅子とは異なる力の伝わり方をするため材料の性質と非常によくマッチし、気持ちの良いしなりを生み出しています。
実際の座り心地としては”繊細”という言葉を選ばせて頂きます。私には高級な料理店に入った時のような少し緊張感のある座り心地です。座る時の緊張感が無くなった時に所作も含めて初めて”似合う”のかもしれません。
ヴィンテージ品になりますが、まだまだ日常使い出来るコンディション。
お部屋での日常使いにはもちろん、観賞用、店舗什器としてもオススメさせて頂きます。
あくまで僕の経験ですが、パッと見て感動した物や衝撃を受けた物って考えに考えて選んだ物より使用頻度が高かったり、より愛していたりする気がします。
家具はあくまでも生活のためにある物。もちろん利便性も考えなければなりませんが、ガーリッシュのチェアはもはや家具の域を超えた芸術品。
座れるか座れないか、部屋と合うか合わないかなんて野暮なことは言わず ”感動”するか、しないか。その二択で選んで頂きたいと思います。
気になる方がいましたら、学芸大学店にて展示中です。是非見にいらして下さい。
BLOG-学芸大学店の最新記事
-
CATEGORY : SHOP BLOGUPDATE : 2024/05/04
-
CATEGORY : SHOP BLOGUPDATE : 2024/05/03
-
CATEGORY : SHOP BLOGUPDATE : 2024/05/01
-
CATEGORY : SHOP BLOGUPDATE : 2024/04/29
-
CATEGORY : SHOP BLOGUPDATE : 2024/04/28
-
CATEGORY : SHOP BLOGUPDATE : 2024/04/27
-
CATEGORY : SHOP BLOGUPDATE : 2024/04/26
-
CATEGORY : SHOP BLOGUPDATE : 2024/04/24