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カッシーナ Cassina LC1 スリングチェア ラウンジチェア クロームフレーム ル・コルビュジェ MoMA ~自由に動く背を持つ椅子~
Cassina ixc.
LC1
無駄を排除しデザインを完成させる。
シンプルなデザインは世に溢れていますが重要なのはそのシンプルが意味を持っているか否か。
ただ削ぎ落すだけではミニマルデザインとは言えません。
今回ご紹介させて頂くのは最小の構成でありながらも椅子としての機能を十分に持った名作です。
自由に動く背を持つ椅子
本日紹介させて頂くのはミニマムな構成ながらシンプルとは形容しがたい雰囲気を放つチェア、「LC1 スリングチェア」です。
圧倒的な佇まいと気品、あらゆる人の美意識を刺激する外観とそれに伴う美しい座り心地。
このチェアの完成度は素晴らしく、20世紀の椅子のマスターピースのひとつに数えられる名品として広く認知されています。
デザインを手掛けたのはフランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと共に「近代建築の三大巨匠」として位置づけられる巨匠、ル・コルビュジエ。
そして彼の従兄弟でもあり建築家、デザイナーであるピエール・ジャンヌレとシャルロット・ぺリアン。
1928年にデザインされた「LC1」はル・コルビュジエを筆頭に3人のデザイナーによってデザインされた共同作品として発表されました。
元々は新古典主義の住宅を非常にモダンにリノベーションした名建築、チャーチ邸の為にデザインされたLC1。
後に量産化を図った訳ですが、発表時には多くの物議をかもしたそう。
装飾的要素を排除したミニマリストな作品は人々の目には奇抜に映ったのです。
LCコレクションの生産はまさしく挑戦。
この革新的なデザインを受け入れたのがカッシーナでした。
そして1964年。
カッシーナはル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンによる4つのモデルの復刻生産を始める契約を結びました。
以降LC1を含む素晴らしいデザインはカッシーナの高い技術とクラフツマンシップをもって生産され続けています。
最大の特徴は水平、垂直、直角、回転の4要素を含んでいる点。
LC1はコルビジェが建築に対して抱いていた哲学をチェアに置き換えた作品と言えます。
「自由に動く背を持つ椅子」とも言われる通り背は回転可動式。
この箇所が完璧な見た目を叶え、座る人の背を的確に支えます。
アームのレザーベルトが叶えるテンション感も良質な座り心地を担う要因のひとつ。
最小限ながらも人に寄り添うモダンデザインは椅子の傑作として高い評価を得ています。
あらゆる装飾や無駄を排除し完結させる。
それに美しさと機能性を伴わせる。
この傑作は90年以上も前に完成させられました。
コンテンポラリーデザインの最初であり頂点。
3人が叶えた傑作は今尚多くの人々に衝撃を与えています。
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