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オールドチーク old teak 無垢材 ガラスキャビネット カップボード 古材 ビンテージ ～時間の再構築～
old teak wood
cabinet
時間を纏うことで唯一無二の存在感を放つビンテージ家具。
そんなビンテージ家具の魅力は使用されている素材、木材の経年の美しさにあります。
そんな木材の中でも一際美しい経年を魅せる銘木チーク材。
世界三大銘木に数えられるチーク材の経年はあまりにも美しく、多くの人々を魅了し続けてきました。
本日紹介させて頂くのは、チークの古材が使われた逸品です。
時間の再構築
今回ご紹介させて頂くのはチークの古材、所謂オールドチークが使われたガラスキャビネット。
チーク材本来の木色の美しさは勿論、形容しがたい深い雰囲気を持ち合わせています。
時が経つほどに、より深い色合いに変わり、落ち着いた重厚感を醸し出すチーク材。
天然のチーク材は、ミャンマー、インドネシア、インド、タイのアジア4か国にしか自生していないそう。
建築資材に使用した歴史は古く、インドの仏教寺院などで2000年以上前から使われていたという文献ものこっています。
天然のオイルを含み水に強いことでも知られるチーク材。
16世紀にイギリスが東インド会社を設立しインドからビルマに進出した際、現地の人々がチーク材を船に使用していることに気づいたところから広まったそう。
イギリスに持ち帰られたチーク材はそのまま船の建造材に使われました。
その後時代は変わり鉄鋼の大量生産が主流となった最中にチーク材は再び注目を受けることとなります。
チークを使用した木造船を解体したところ全く腐食が無かったのです。
解体されたチーク材はその堅牢さから廃棄されることは無く公園のベンチや家具材として再利用されることに。
チークは水に対する耐食性が高いだけでなく、多く含むオイル分が釘等の鉄を錆びにくくする効果を持っていました。
この効果を知ったイギリスはチークの端材を用いた屋外家具の生産を推し進めます。
チーク材の再利用はここから広まりました。
長年にわたり使用されることで深みを増すチーク材。
丁寧に作られたこちらのキャビネットも新品には無いなんとも言えない雰囲気を持っています。
使用や経年で現れる傷やヒビですら風格を纏っており、その堂々とした佇まいは時間その物。
家具として使われたチーク材の表情も艶やかで魅力的ですが、どこか品のある荒々しさは力強く他に無い魅力を放ちます。
再利用されたチーク材の経年の魅力は見えない箇所にも。
油分が多い故に割れや反りが起こりやすいチーク材は乾燥させる工程が非常に重要になります。
オールドチークはこれまでの長い期間、確りと乾燥させられています。
使用されながら頑丈になっていたのです。
このキャビネットが持つ独特の雰囲気と堅牢さは文字通り経年が生んだといえます。
チーク材はかのタイタニック号のデッキにも使われていたそう。
海の底で眠るタイタニック号のデッキは今なお残存しています。
これからが約束された名品。
永くお使い頂ける特別なキャビネットのご紹介でした。
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