Tendo
Dinning Table

 

 

突発的な雨はあるものの、肌を撫でる風が気持ち良いここ数日。外へのお出掛けを楽しむ事が出来るお日取りです。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

ありがたい事にインプションでは数多くの名作を取り扱わせて頂いておりますが、それぞれに同じベクトルでの良さ(例えば使い心地)、そして異なるベクトルの良さ(革新性、時代を拓く価値観)が感じられるアイテムが名作には多いです。

 

今回はどちらかというと前者のアイテム。しかしながら使い心地だけで終わらせてしまうのがもったいないアイテムでもあります。

 

 

 

日本のモダンを支えた実力者

 

 

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ダイニンクテーブル。食事に用いられるテーブルをの事を指す単語です。

椅子を差して使用するので、ローテーブルやサイドテーブルとは違い天板下にスペースが確保されているのが特徴です。

 

3~4人程でお使いいただく長方形のタイプが一般的ではありますが、2人でコンパクトにお使い頂けるスクエアタイプや差し向かいでゆったりと話しが出来るラウンドタイプなど様々なバリエーションが存在しています。

 

 

 

 

 

 

今回はその中のスクエア(正方形)タイプ。短辺や長辺といった長さの違いがないのでデザインの美しさを感じやすい、より純粋なタイプとも言えます。

 

この「はみださない」感じが好きな方もいれば、四角四面で堅苦しいのが苦手なんて方もいらっしゃいます。

 

三角や四角、丸といった「かたち」の数学的な美しさは目を惹くものがありますね。

 

 

 

 

 

 

デザインをしたのは天童木工を盛り立てた実力者のひとり、水之江忠臣(みずのえ ただおみ)。

天童木工は長い歴史を持ち、様々なデザイナーと協同を行っています。

 

後に代表を務めた加藤徳吉や、菅澤光政といったインハウスデザイナーから柳宗理、剣持勇、ブルーノ・マットソンやシャルロット・ペリアン、オスカー・ニーマイヤー・・・名前を挙げればどれもが名のあるデザイナー・建築家たち。

今回のアイテムは、彼らが残した名作たちと並んで現在でも製造が続けられているロングデザインです。

 

 

 

 

 

ただ眺めていると、なんてことはない普通のテーブルです。(一緒に映っているスツ―ルは明日ご紹介の予定です。)

あえて言うならば気持ち高さが抑えめに作られている印象でしょうか(約70センチ)。

 

今では海外からの家具も多く日本に入ってきておりますが、欧米人に合わせた規格では高さ75センチを超えるものも普通にあります。

靴を履いて室内を過ごすのであれば違和感は無くとも、靴を脱いで日本らしい「内(うち)」の雰囲気を楽しむのであれば、抑制された高さの方がスッキリとして適している印象ですね。

 

 

 

 

 

 

部材の多くは天童木工のお家芸、成型合板(プライウッド)によって作られています。

単板(ベニア)であればすぐに曲がり割れてしまう木材を、複数枚重ねる事で無垢材にも負けない強度を得る技術です。

 

またただ強いだけではなく、一枚の板を杢目の美しさを保ったまま「曲げる」事が出来るので、流れるような美しさでありながら荷重を支える事も可能にした一挙両得なアイデアでもあります。

有名なバタフライスツ―ルや、ムライスツールはその技術がなければ生まれなかったアイテムです。

 

 

 

 

 

 

どこか懐かしい雰囲気なのは、スクールデスクのようにシェイプされた天板のせいでしょうか。

それもそのはず。このテーブルは水之江忠臣の代表作と呼ばれる図書館椅子(※)と対になる形でデザインされたテーブル。

(※図書館椅子は、桜木町にある神奈川県立図書館に納入されたことからその名前で呼ばれています。)

 

企業や施設といったコントラクトユースのアイテムは堅牢で、沢山の量が必要とされるためデザインは犠牲にされがちです。

しかし水之江氏は成型合板の技術を用いて美しく仕上げています。

 

 

 

 

 

 

 

主に脚のグラつきや横揺れを防ぐために付く天板下の幕板(まくいた)。このパーツを成型合板とする事で強度を保ちながら天板の中央側に設置箇所を寄せています。目線に付きにくい位置になる事でよりスッキリとした見た目になり、椅子を差しいれる時にも足をぶつけにくい合理的な設計です。

 

天板はナラ材、そして脚は無垢のブナ材。そして成型合板による綺麗な縞模様と同じ木でありながら異なる表情を楽しませてくれます。

 

 

 

 

 

あまり自らを語る事が無かった水之江氏。交通事故で惜しくも夭折されてしまいましたが、数少ない記録の中で「デザイナーは一生にひとつ、本当に良い物が残せたらそれでいい」と語っていたそうです。

図書館椅子に関しては100回以上の修正を重ねたといわれる氏。己がデザインしたものが誰かの役に立つ事を強く願っていたのでしょう。

 

その意思は今も受け継がれて、天童木工は今日も最適を求めてアップデートを繰り返しています。

気兼ねなくガシガシと使うもよし、図書館のような静謐な空気の中に置くもよし、ナチュラルな木の風合いも楽しむも良しの、隠れた「名作」。

お探しの方はこの機会にいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

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