カリモク60
Kチェア 2シーター ソファ ＆ オットマン モケットグリーン

こんにちは、学芸大学店の本日のブログです。「リスペクト」や「オマージュ」、「パロディ」や「インスパイア」、「リメイク」や「復刻版」など、様々な言い方がありますが、ファッションでも家具でも、デザインというものはまわりまわって少しずつ姿を変えていますよね。流行っては古くなって、また流行って古くなっていき…と何度も繰り返し、気付かないうちに今一番の流行を手にしている瞬間もあるかもしれません。さて、本日ご紹介させて頂くのは皆さまご存知の日本を代表する家具ブランド、『カリモク』の【カリモク60シリーズ】の“Kチェア 2シーターソファ”と“オットマン”です。カリモク60は60年代の家具を当時の姿のまま復刻させたシリーズです。流行とともに少しずつ姿を変えていくたくさんのデザインがある中で、変化がないのに上手く馴染んでくれて、ずっと大事にしていきたくなるようなそのスタイルに思わず自分の人生すら重ねて考えてしまいます。アラサーなので。インプションでも過去にたくさん扱っておりますが、お馴染みの魅力を再度書き連ねていきたいと思いますので、最後までお付き合い頂ければと思います。

ミッドセンチュリーデザイン時代、とっても羨ましいです。

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私はKチェアが大好きです。今でも記憶にありますが、初めて入社した日に入荷したのもKチェアでした。その当時ではまだ言葉に出来なかった、Kチェア（もちろんオットマンも）のデザインの魅力を語っていきたいと思うのですが、その前にカリモク60がどんなものなのかを書かせて頂きたいと思います。

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まずは『カリモク家具』のことを知る必要があります。歴史の始まりは1940年。初代社長が愛知県に木工所を創業し、その後1947年に『刈谷木材工業株式会社』という名で会社が設立されます。その後“カリモク”の愛称で親しまれ、1960年代、自社製品として、国産の洋家具生産、販売を開始します。その際に全国展開をするために『カリモク家具販売株式会社』を設立。その後海外のラグジュアリーな様式を取り入れたハイブランドシリーズの“ドマーニ”（こちらもインプション取扱い実績あります！）を生み出したり、海外の国際家具の見本市へ出品したりなど精力的に活動を続け、2010年、『刈谷木材工業株式会社』と『カリモク家具販売株式会社』を統合した『カリモク家具株式会社』を設立。カリモクはこの歴史からもわかるように家具生産技術も販売力にも長けた、まさに日本を代表する家具のブランドなのです。

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さて、長々と歴史を書かせて頂きましたが、重要なのは1960年代。ミッドセンチュリーデザイン流行の後期でございます。それこそ、カリモクの歴史と同じく1940年代の戦後から流行り始めたデザイン、いわゆるミッドセンチュリーデザインは60年代に生み出される新たなデザインに相当影響を及ぼしていたはずです。カリモクの1960年代から始まった自社製の洋家具もまさにその影響を受けたものとなっています。当時のカリモクは、ミッドセンチュリーデザインと呼ぶにふさわしい家具がたくさん生み出され、その中には本日ご紹介させて頂くKチェアもございます。ということはビンテージ？となるかもしれませんが、そういうことではなく、この度入荷した物も、現行のKチェアもオットマンも、60年代の家具を当時の姿のまま復刻させたものなのです。そのシリーズこそカリモク60。ミッドセンチュリー好きには堪らないシリーズとなっております。

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1962年に開発された、このシンプルなデザイン。最初に目を引くのはなんといっても全体的なグリーンのカラー。様々な張地がある中でこちらのモケットグリーンは人気が高いのではないでしょうか？単純なグリーンとは違う深みと味わいのあるグリーンは一度見たら覚えてしまう程のインパクト。そしてその味わい深さを手伝っているモケット独自の模様。可愛らしくも大人っぽい落ち着きがあり、個人的には堪らない愛しさを感じております。

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さて、そんな味わい深いモケットグリーンを際立たせてくれるのは、いかにもミッドセンチュリーらしい形のフレームです。 絶妙に斜めに映えている後ろ足からそんなかんじしませんか？そして触り心地の良いアーム部は天然木で作られていて、同じものが一つもないのが嬉しいポイントです。丁寧にかたどられ、滑らかに削られていますのでいつまでも撫でていたくなります。あ、見た目が好きすぎてソファにおいて大事なこと伝え忘れていました。Kチェアは柔らかで気持ちいい座り心地となっており、まるでお風呂に入った時のようにグデッとしてしまいます。60年代の家具の復刻だからといって機能が悪いという事はございませんのでご安心ください！

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そしてそんな素敵なKチェアをアシストするのがオットマン。モケットグリーンの味わい深さはオットマンにも同様にございます。もちろんKチェアに合わせるのがベーシックで間違いのないスタイルですが、遊びで他のソファに合わせて頂いてもワンポイントとして目立ち、空間全体がとっても魅力的になりそうですね。もちろん客人用などに単体でお使い頂くのも◎。Kチェア同様柔らかな座り心地となっております。

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さて、60年代の復刻家具という利点がざいます。60年代当時の日本人の平均身長は今よりもずっと低かったため、住宅は今よりもコンパクトでした。影響は勿論家具にも及んでいます。カリモク60では当時の家具をそのまま反映したサイズ感で制作している為、コンパクトで軽く、女性一人でも持ち上げられるようになっているのです。だからといって壊れやすいなどということではなく、日本らしくカリモクらしく、完成度の高い家具製品なのでご安心ください。コンパクトなKチェアはお部屋を広く見せることができますし、模様替えも楽々できてしまうのでミッドセンチュリーな空間づくりにこだわりのある方には本当にもってこいなソファだと思います。もちろん、オットマンもコンパクトで可愛らしいです。

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どちらもとっても可愛くて、なのに落ち着きがあって、馴染みやすい…。どこをとっても私はもう好きでたまらないのですが、皆さまは如何でしたでしょうか？もちろん、海外のミッドセンチュリーのビンテージも良いですが、日本製というところになんだかありがたみを感じます。日本でもこんなにおしゃれなモノを作ってくれていた人たちがいるんだなあと思うとなんだか嬉しくなってしまいました。やはり流行が回っているからなんでしょうか？だとしてもきっと今がこの流行を抑えておくべき時代だと思います！ということでお問い合わせはお早めにどうぞ！